友人の家で場面飛ばし、話数飛ばしのダイジェスト視聴をしてしまい、いつか改めて観ようと思っていたが、ダイジェストでも観てしまっており、気付けば興醒めしていた。もう2期も観ないと思うが、中身が良かっただけに残念。
漫画が全体的に良かったので7話まで視聴。
場面によってキャラクターの作画品質が安定せず、とくに本城寺さんの表情や瞳の描き方が、良いときと適当なときで別人のよう。
案の定、二期の情報はなく、この先の話が映像化されない点も残念。
異世界ものは設定が“何でもアリ”になりがちで、普段はあまり手を出さないのだが、この作品だけは別格に好きだ。
「人生をやり直す」というテーマを真正面から描いており、主人公が過去の自分を省みながら少しずつ成長していく過程が、非常に丁寧に描かれている。
単なるファンタジーとしてではなく、“生き直し”の物語として心に響く。
やや下品な描写や「御神体」で切ってしまう人も多そうだが、それで離れてしまうのは本当にもったいない。
その奥にある誠実な成長譚、人生の再生の物語にこそ、この作品の真価があると思う。