タイトルに反してイマイチ出自に関する不幸エピソードがなかった。
割と酷評を見かけるけれども酷評するほどでもなく可もなく不可もなくという感じ。
本編?過去編?はギャグなのに少しだけ挟まれる現代編?がシリアス風味で序盤からドキドキしていた。
終盤の間に何が起きていたのか語られるシーンとそこからラストまでのお話のつなぎ方が本当に好き。
主人公が突っ込みどころ満載の周囲に振り回されて突っ込みまくるお話。
突っ込みまくっている割に毎回主人公が恥ずかしい目にあう。可もなく不可もなく。
男同士の関係性を感じさせなくもないけれどもそれほど気にならない程度。
この手の作品にありがちといえるかもしれないけれど最初は1話完結で依頼人の謎を解決していく感じなんだけれども後半に入ると主要キャラのバックボーンにまつわる問題が出てくる感じ。
人間とそれ以外の種族が争って人間が絶滅に近い状態というそれなりに重い世界設定。
そんな世界の中で一人になってしまった人間の子供と心がないはずのゴーレムの織り成す心温まるお話。
世界設定に見合った危なっかしいシーンもあるのだけれども風景もきれいで全体的に癒し。
理系のステレオタイプって気もするけれども本当に理系ってこうだっけ?という気もしないでもない。
細かいこと気にせずに理系風に自分たちの恋心を探る感じを眺めるのが正しい楽しみ方と思う。
ちなみにどう見ても両思いだし全然証明はできていない。
とても続きが気になる終わり方をした……っ!
妙に艶めかしいシーンがあったりするけれども主人公の過去の話なんかが意外と深くて設定もよかった。
ストーリーが進むにつれて大事そうな設定が出てきて引き込まれてきたところで終わってしまったので本当に続きをお願いしたく……。
アイドル(というか地下アイドルか)のファンってあまりよく知らなかったので新鮮だった。
ファンとアイドルの関係だけれども両片思いがなんとも言えず良き。
一話冒頭から妙な世界観で始まってよくわからないままに引き込まれた。
意識の世界とかの設定が中二病っぽくもありSFっぽくもあり良かった。
あと、話の流れがまさに舞城王太郎という感じなのですけれどもこれも良かった。またアニメに関わってほしい。