原作と2008年版にリスペクトを感じる良いリメイクっすね。原作通りヤレイを登場させながら、2008年版のクロエを一瞬だけ映したのは面白い。エンディングのイラストの担当が2008年版と同じなのも良いね。
パッショーネ制作なんで、ヒロインが可愛いし作画は丁寧だし期待の持てる1話。
現状、レオレーシェさんって元神という割には人間っぽいんだよなあ。こういう近未来的な世界だと彼女の能力もあまり凄く見えない。主人公の空間認知能力のほうが人間離れしてる。
ストーリーに関しては次回以降どうなるか。
前半はよくあるなろうなんだよなあ。この作品って最初の頃は主人公の孤独感がひしひし伝わってきて他のなろう作品にない魅力を感じた。でも今は周りを信用し出してて孤独感はなさそう。特に面白みは感じない。
それに対して後半はこの作品の魅力が帰ってきた。やっぱり、アイビーの孤独な旅は良いっすねえ。続きが観たい。
最後までキャラが可愛かったなあ。これだけでこの作品を見た価値はあった。
ストーリーについては今回でちょうどひと区切りついて、5分アニメとしてはかなり綺麗にまとまっていた気がする。
一次試験と二次試験は運で突破できる。特例で行った三次試験は公正な選考ができているのか疑問。こんな試験で一級魔法使いの権威性を保てるのだろうか。
こんな話はここまでにして、途中から魔法使い選抜が始まる前の空気感に戻ったのは良かった。やっぱり、この作品の良さが出るのってこういう所なんだと思う。最終的にはいい終わり方だった。
最後まで突き抜けた作品だったなあ。なろう系でハイテンポな作品ってここ2,3年で増えてるけど、この作品はその頂点と言っても良いくらいにハイテンポだった気がする。さらに、今まで多かったハイテンポでベーシックな内容の作品群と違い、独特な世界観があって飽きずに楽しめた。この作品の後に続く作品が今後現れることを期待してる。
主人公以外もかなりチートなんだよなあ。高遠夜霧がいなければ案外バランスの良い世界だったのかも。彼がいない世界線も見てみたい。