そもそも天候が悪い中、主人公が馬車に惹かれそうになるような場所を
1人で歩くことが理解できない。
そこら辺の町娘とは違うし、馬車どころか、同行者なし 雨具なし。
それで御者が骨折してるからと、往来や近隣へ助けを呼ぶこともせず、
道端で応急処置始めるわ、いつの間にか御者はベッドで寝てるわ、
どうやって、けが人を運んだのだろう。
挙句の果てに、濡れたことを忘れて体が冷えたせいで翌日高熱?
あまりにもバカらしい。
王位継承の争いについても、過去の事件を匂わして、今更ながらに
伏線をぶっ込んでいるが、適当にでっちあげた感が否めない。
皇太子の復讐が怖いので、王になられては困るという話だが、本来
王権の継承には、幼いころから必ず順位が決められているもの。
大統領でもあるまいし、人気でころころ継承順位は変わらない。
(たとえ異世界でも、そういう所は変わらないものなので。)
原作は読んでないが、許されない程の事件というのなら、皇太子と母
(第○王妃)の暗殺を失敗し、皇太子が生き延びたといった所だろう。
それにしても、主人公の性格が別人のように変わっているのに、
あまり不審がられないのが、この作品で一番不自然な点。