とても安定したストーリー展開で非常におもしろかった。
修学旅行という設定は学園もののベタではあるがこの作品ならではの描かれ方で、(恐らく)初めて只野君やなじみの力を借りずに友達を作ったという古見さんの成長が描かれているのがとても良い。
日常もの御用達の年末年始のイベントや恋愛もの定番のバレンタイン/ホワイトデーもしっかり描かれていて、色々な側面からこの作品を楽しめた。
癖が強いキャラの多い作品だが、2期からの新キャラも既存キャラに埋もれずしっかりキャラ立ちしていて、主題歌も素晴らしくて覇権アニメと言って差し支えないレベルの素材を持ってきた。
だが、作画が怪しい回があったことだけが悔やまれる...。リアタイで見ていて気になったのは23話だけだったが、22話もやばいとこがあったらしいし、本当にもったいないと感じる。
バレンタインの重要シーンや最終回に作画のウェイトを割いたのかもしれないが、他が良かったが故に粗が目立ってしまって勿体ない。
作中ではちょうど1年が終わり作品として区切りがいいが、2年生編として3期が始まっても楽しめる作品だと思うので期待したい。仮に制作するのなら、願わくばしっかり準備して余裕のあるスケジュールで制作してほしい。