あいつらがやっと帰ってきた!10年ぶりに見たヒーローたちの変わらぬ姿、そして虎徹さんとバーナビーのチームワークにテンション上がる。
スタッフ続投だけあってタイバニの「らしさ」はちゃんと引き継がれており、この先も期待できそうだ。
フェレスとアルガ以外の逃がし屋のキャラにいまいち好感が持てんなぁ。「アホと人格破綻者に振り回される常識人」という構図は良くも悪くも90年代的で、いまいち乗り切れない。
ヤクザの親分をかばうエクアの姿は、監督の「逃げることは悪いことじゃない」というテーマを表現していてよかった。同時に気になるのはエクアが何故逃がし屋となり、そうまでして誰かの「逃亡」を助けるのか、ということ。これが物語のキーポイントになりそうだ。
アクションは今回も最低限。
谷口悟朗×賀東招二というオタクなら見ずにはいられない組み合わせなので期待値は高かったものの、1話の時点では「普通」としか言えない。
人口が減少して分断された世界、そんな世界を行き来する「逃し屋」という設定には惹かれるし、エクアと山田先生のニーチェを引用した台詞回しは小説の世界を生きてきた賀東先生らしくよかったものの、とにかく絵面が弱い。
CGは若干のっぺり感があるし、アクションは立ち止まって銃を撃つばっかりとまるで見栄えがしない。つい最近『シキザクラ』の超絶的なヒロイックアクションや『ファフナーBEYOND』『閃光のハサウェイ』のロボットバトル、『D4DJ』のキュートな3Dなどを見てしまっているだけに、本作の不出来さは目立つ。
見て!ライネスが怒っているよ!かわいいね!
「君はナイフによる殺人で、ナイフを法廷に立たせるのか!?」というエルメロイの弁護が心に残る。今回の事件はあんまり良くわかんなかったなあ。エルメロイは「魔術師の殺人には『ホワイダニット』が重要だ」と言うけども、やはりそれだけだと視聴者的には面白くないということがわかってきた。
今更だけど、TROYCAのソリッドな人物の表情の作画はNot for meだな。
エルメロイ教室の生徒達と、『Apo』のキャラが登場。やばい、フラット以外全然わからん。スヴィンとグレイの関係とか何故カウレスがエルメロイ教室にいるかとかは、ルヴィアが「剥離城」ってキーワードを使ってたし原作を読めってことか。未熟な弟子たちが力を合わせて戦う、というシチュは今までのFateにはないもので新鮮な面白さだし、エルメロイにしっかりとイスカンダルの教えが根付いていることを示す決着までの展開も良かった。
「魔眼蒐集列車」が始まるまでのアニオリ話は聖杯戦争がテーマになるのかな。