概要:春の訪ずれについて描かれている。Aパートでは、謎の仮面をつけた怪しい男が、倉本家に訪ずれるのであった。正体はなんと冬をおくり春をはこぶ“春の運び屋”であった。春の運び屋の目的は、弘前にやってきた真琴に挨拶しにきたのであった。Bパートでは、春の名物、蕗の薹を食し春の訪ずれを喜ぶのであった。
感想: Aパートの春の運び屋の怪しさは異常であると思う。この春の運び屋は日本人の宗教観の八百万の神が由来ではなかろうか。人の根本にあるものを捉えたものを観ると落ち着くのかな。Bパートの蕗の薹の描写がとても綺麗だった。この絵だけでも観る価値ある。田舎では道端に生えているものを食すことはよくあり、私も故郷での出来事を回顧できほっこりできた。