今回は本当に怖かった。前半で陽気なギャグを飛ばしているカミナリが人を殺す事になるその過程が恐ろしいし、殺されるのが女性記者というのも何とタイムリーな。そしてねすみ男が社会にも鬼太郎にも断罪されず、彼を最後に罰するのは綺麗な女性キャラを殺されて怒るオタクという…。まさか猫娘もまなちゃんも出ない事にこんな理由があったとは。
アレクのような正論を言う女性、ひいては正論を告げる小説は、ラブコメには邪魔なんだろうなぁ。あの先輩の現状は、いくら過去に助けられたとしても百年の恋が冷めると思うのだが、そうならない理不尽なラブコメ・マジック。正直に言うと気持ち悪いよね。細かいシーンは面白いから普通にしたけど。
不安が確信に変わりつつある。今回のルパン、今の所全然面白くない。この話も全然で、正直素人の二次創作小説といって良いレベルじゃないか? ルパンと銭形(withアミ)の逃避行という設定も「視聴者待ってました!」というレベルではないし、どう考えても一世紀古い同性愛揶揄をまた繰り返す始末。引きこもりアミが現実の厳しさを知る、という件を要所のカットでサイドストーリー的に進めて良いのにここまで露骨にしなくても。そして台詞に相変わらず捻りがない(ルパンと書いてバカと読む、も弱い)。尚1話から思っていたが、ライブ映像のユーザーチャットの文言も本当に捻りがない。この手の演出、もっと上手くやってるアニメいくつもあるぞ。1話完結じゃないというのが救い。つまり、この低評価も予想済みという展開が待っているかもしれない…?
「おじさん、Youtuberなの?」「そんなんじゃねぇよ」「じゃ知らない」というやり取りに何の違和感も持たない子供達に向けた回。裕太要らねぇからまなちゃん見せろという大人達に耳を傾けちゃイケマセン! しかし沢城みゆき抜擢のドンピシャぶりは凄い。
今回は良かった。本作が「全てのキャラを掘り下げる」事と「ラブコメを1歩ずつ1歩ずつ進めていく」事が明らかになったから。特に後者は多くのラブコメが序盤では出来ていても終盤に駆け足になってしまう事が多いので、もう0.5歩ずつぐらいのスピードで進めて欲しい。大塚明夫を使っておけば良いみたいな風習にはしないでおくれよ。
「コックピットで引きこもる」という発想からして思っていたが、エヴァンゲリオン・リスペクトが多いなぁ、と。碇シンジがごく普通の両親の元で育ったらスバルになるんじゃないか?