一人で食べる味と誰かと食べる味。
お話としてはとても素敵で分かりやすいのだけれども、
なんというか、作品自体は別に悪くないのだけれども、
今の自分がどちらの状況なのかと思うと切なくなりますね。。
とても丁寧に作られた作品だったと思います。
こういうストーリーの場合、結果はまあ想像通りなんですが、
そこに至るまでの浮き沈み、いろんな人の交わる思い、
そして勝って終わりでなく、勝った後の噛みしめる描写などで、
より物語に重みが入って、なかなか楽しめました。ありがとう。
主人公とそれぞれの少女との関係ベクトルは分かるのですが、
その動機や経緯が印象強くならなかったように思えます。
主人公の記憶の件も、あっさりとした感じで、
もう少し、どれかに絞って掘り下げても
良かったのかなぁと感じました。