再生産の舞台、挫けても輝きを信じて掴み取る物語
1話で度肝を抜かれるようなあの衝撃にこの世界観。そこからもう完全に惹き込まれてしまった。
前後半に分けられる物語。
1人1人の物語はどれも楽しく、葛藤もありそれぞれに魅力あるものだったが、特にばななの回は特別なもので裏主人公とまでは行かずともただのサブキャラにはない特別な存在で彼女の物語はその葛藤とループというギミックから目が離せなかった。
そして、華蓮とひかりの章。
互いに引かれ合う2つの星の引き裂かれてしまう運命の脚本を書き換える展開は、理屈抜きにその思いの力に心揺さぶられた。
ばななの物語にも華蓮とひかりの物語にも、自らの運命を打破し真に輝く一等星を掴むべく立ち上がるための物語を感じた。