お取り寄せグルメを貪るエルダと小糸ちゃん。お取り寄せは非日常を感じられるから良いと言ってたけれど、エルダなんかは特に引きこもってばっかだから、普段は地元じゃ食べられないものの美味しさを有難そうに食べていて、こっちまで食欲を唆られてしまう……、ごくり。
エルダの不老不死を讃えるため、そして新しい巫女の就任に際した継承の儀は、まさに変わらないエルダと変わり続ける東京・月島を象徴するようだった。
そんな儀式の終わり際に、小糸は江戸の話や前の巫女である母のことが不意に気になったけれど、今が心地よいから今は聞かないでおいたというのは、変化があるからこそ今を見つめていたいという刹那への貴さを感じるようでもあった。