過去の栄光を見て、持ち上げるだけ持ち上げて、いらなくなればすぐにポイ。そうやって、いらない子と突きつけられ、自分でも自分の価値がわからなくなってしまった有馬かな。過去ががんじがらめに彼女を縛っていて。報われないのにと知りながらも期待に応えようと頑張り続けてしまう。でも、そんな自分を自分は肯定できない。そんなアンビバレントな自己矛盾に苛まれていた。
だけど、ルビーのどこかアッケラカンとしたような口調で、有馬かなはただの新人アイドル!!と掛けてくれた言葉が、かなを生まれ変わらせた。もう過去には縛られない、そのストイックさと才能を自らが信じるままに、自分で自分に期待するままに解放できる新人アイドル・有馬かながここに誕生した。そんな1話でした。
自分で自分を信じられるようになったって、すごく力強くて美しい!