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とても良い

そして、辿り着いた真脇遺跡。星の夜が訪れて、そこで中見が告げるのは、「好きです、ずっと、一生、曲が好きです」という言葉。旅の終着点で告げられたのは、そんな終わりのない愛の告白だった。

曲が返すのは、「生まれてから一番嬉しい私の顔、写真に残して欲しい」という言葉。そんな星の夜空の下で、夜に憂う二人の笑顔というのは、二人の出会いがくれたもの全てを映し出しているように見えていた。

眠れない二人が引かれ合って、互いの不安な夜を満たし合う。そうやって眠りつけた互いの穏やかな寝息と心音から生まれたのが、この恋だった。

そして、中見にとっては朝が来たら大切な人がいなくなってしまうという不安、曲にとっては自分の命が尽きてしまうんじゃないかという恐れ。そんな喪失と途切れの夜を、二人が見つけた一生の想いが、永遠に続く二人だけの時にしてくれるのだと思う。



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