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良い

チェルノボーグでの戦いにて、ミーシャを自らの手で殺せなかったことは、アーミヤの心に「自分は誰も救えない」という傷を残していた。そして、あの時ミーシャに手を下すことができたチェンと対比して、アーミヤは自分の正義はただ怒りや憎しみに動かされるままのものでしかなく、そこに確固たる覚悟がないと感じさせられてしまっていた。

だけど、そんなアーミヤを見かねたドクターが肯定の言葉をくれた。そして、彼からの「アーミヤの迷いは色々なものを背負っているからだ」という言葉に、アーミヤも「自分なりの正義のやり方も間違っていなかった」と思えているように見えていた。

そんなアーミヤの「チェンさんも私と同じなのかもしれない」という呟きは、彼女にとって正義の執行者としてあるべき姿を体現しているチェンも、自分と同じで迷いをどこかに抱えているのかもしれないという共感でもあった。そして、それは徹頭徹尾に完璧な正義だけが正しい正義というアーミヤの捉え方を変えるものであり、アーミヤの大事にしてきた優しい正義も立派な正義のあり方と確認するもののようでもあった。

だからこそ、新たに浮上した移動都市で消息を絶った潜入部隊の援護任務にも、アーミヤは「ロドスは仲間を絶対見捨てない」という相変わらずの信念のもとに乗り込んだのだと思う。ただし、今までと違うのは、チェルノボーグに関わる葛藤を経た今のアーミヤは、その信念に対して優しさだけじゃなくて、自分の正義を強く信じる強固さも備わっていた。



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