☆☆☆★(3.5)
2019年5月21日鑑賞。通常+オーディオコメンタリー+もう1回通常で3回見ている。いろいろな意味で「『氷菓』は萌えアニメだったのか!?!?」と思ってしまった。
まず普通にびっくりしたのは奉太郎のお姉ちゃんが冒頭に出てきたことかな。折木姉弟って名前の捧げる感がすごいよね。
んでスタッフ絶対奉太郎のこと萌えキャラだと思っているでしょ。千反田さんの水着に照れてる様など、とてもかわいかったです。ほうたるの腹チラ。
今回見ていて「奉太郎って千反田さんのことが好きなの?」と思って小驚いた。水着と胸に対するリアクションと、二人で会話をしていたときの「えっ」の真剣さからそう感じた。原作ではそういう関係性ではないと思いながら読んでいたから盲点だったかもしれないけど、第1話の時点で千反田さんに見とれていたわけだし、アニメ版だと序盤からほのかな好意を寄せているという設定なのかもしれない、と今回改めて思った。千反田さんが来たときのPOVとズームの勢いがよかったね。
さっきも少しだけ触れた奉太郎と千反田さんの会話だけど、主観で物事を考える千反田さんが好きだなあと思う。愚者のエンドロールの千反田さんもすごく主観で映画のことを考えていたから、自分らしい観点で物事を捉えられていたわけで、すごく好ましいよね。ここの会話は監督が考えたやりとりということで、作品やキャラクターの解釈がしっかりできているのだろうなあと思った。言えない、聞けない心から起こるミステリー。あと水泳と天才ということで、京アニの某水泳漫画のことを少し連想してしまった。
米澤穂信がプロットを考えたそうだけど、トリック自体は本当にシンプルだった。あとオーディオコメンタリーで監督が自分の中ではエロスを考えていたっていうのが、個人的にはわかるような気がした。
女の子二人を引き連れてプールにやってくる福部里志(高校一年生)すごい。ナチュラルにいちゃつく福部と摩耶花すごい。監視員の女の人の「折木くん」の言い方(イントネーション?)がおもしろい。
オチにも絡むチョイスだけど、高校生で白ビキニなんて着る人いるのか……?