まずオシャレという点。OPのクレジットからカメラワーク、3Dをうまく使いながら線の太いキャラクターの置き方が上手で、奥行きがうまく表現できていたと思う。パリの風景にビビッドで主張するキャラクターが自然にいる感じが、とても良かった。
あくまで外伝という位置づけも上手だった。砂漠の王から追放され、プリキュアに封印されてしまい、という生い立ちがゲストキャラながらキャラ付けはしっかりとしていて、どこか胡散臭いビンテージを感じるキャスティングの藤原啓治さんもハマり役だったように思う。
また、バトルシーンもオペラのように進行し、シナリオに深みをもたせながら全員バトルは大迫力で見応えもあり、終盤のタイトル回収も美しく、収まりのいい映画に仕上がっていた。面白かった!