ちゃんと送り出したい。先輩達のためではなく自分のために。一生懸命悩んで苦しんだ上で清々したお別れをしたい。そんないろはの姿勢は比企谷達の関係の伏線になるのかは気になるところ。
そして小町との兄妹いちゃいちゃシーン。選択にいるバイアスを掛けるというアイデア、当て馬企画のためのアイデア収集といい、日常シーンの中で徐々に比企谷の考えがじわじわ伝わっていく構成、流石だなぁ。しかし、実現することが決まっていると断言する比企谷は、5話のラストの雪ノ下と重なる。比企谷と雪ノ下が心の奥で通じていることが暗に込められているなぁと。
そこから、由比ヶ浜が手伝うと公言した後半と。俺ガイルらしい軽いけど、独り言染みたテンポのいいギャグはホント素敵。そんな合間合間で見せる由比ヶ浜の豊かな表情が好き。由比ヶ浜との日常シーンはこの6話ラストの切なさに繋がる。
そして、ラスト2分。寝たフリをする由比ヶ浜。比企谷と雪ノ下が「本物」の繋がりがあることを彼女は察していて。それでも、3人としての居場所を、時間を、なんとか続けようとしていて。でも、寝たフリにも限界はある。いつかは起きなければならない。終わらせて欲しいけど、終わらせて欲しくない。そんな彼女の葛藤、苦しみ、諦めが混ぜこぜになった感情が伝わってくるのが本当に切ない。