1〜6話までがキャラクター紹介を兼ねた遥佳編、7〜13話で1話ずつヒロインを攻略していく構成になっていて、遥佳以外のヒロインは大して掘り下げられず感情移入しにくかったです。そのため見た目や属性的に好みの女の子の回は楽しめましたが性癖から外れた娘の回は正直退屈でした。
作画もあまり良くないです。
見始めたら心の温度が高いまま最後までいってしまう素晴らしい作品だと思います。
棋士たちの静かながら熱い闘いからはキャラクター一人一人の生き様が垣間見えた気がしました。特に島田さんの、頭皮を薄くし、胃を痛めながら地道に努力を重ね、何度でも這い上がる姿は自分が思い浮かべる理想のオッサンそのものでした。
一方で川本三姉妹が登場するパートでは、次女のひなたが言い放った「私のしたことは間違ってなんかない!」というセリフが非常に印象的でした。このセリフのシーンだけで100回は泣けると思います。
この作品は本当に心が洗われるようなシーンが多く、自分の中ではトップ10に入るくらい面白かったし感動しました。原作は続いているようなので、買って続きを読みたいと思います。