原作小説自体は好きだった,ドラマは見ていない,そういうオタクなので『動画工房が作るIWGP』に結構期待していたところがあった.
実際見てみると映像も演技も悪くないが(なんとなく社会派っぽいふんわりイイハナシみたいなエピソードのチョイスもあって)全体的にいまいち特徴がない,という印象.
そもそも2020年の今チーマー・カラーギャングなんて存在自体がファンタジーみたいなものだし,いっそのこと90-00年代の設定のまま作った方が良かったんじゃないかな(イエスタデイをうたっての「ひと昔まえの雰囲気」がすごくよかったので).
エピソードのチョイス,磯貝を中心のほうに据えた構成,最終的な着地点を考えると全体的に「許すこと」「受け容れること」を柱として据えてたのかな.
骨音とか電子の星とか,尖った話が見たかったおれとしては11-12話はそうそうこういうのが見たかったんだよ~って気持ちにはなった.音楽,EDは特に若干古臭い感じの曲でなんかよかったな.