音楽や映像はすごく良かったんだけど、お話が…。
主人公の周囲の人達は最終的には主人公をただ危険な場所に送り出すのみで助けもしないので「竜の正体」のミスリード要員にしかなっていない。
主人公が竜に絡んでいく理由も説得力が足りず「お話の都合」としか感じられないので、竜の正体がわかっても「なんだこのぽっと出のキャラは」という印象にしかならなかった。
作中で社会問題を扱うには、その描写も解決も雑すぎてまったく共感出来ない。
エンディングのクレジット画面で漫然と名場面集を流すくらいなら、せめて、その後の「彼ら」とネット越しに笑顔で連絡を取り合ってるような画を見せて欲しかった。虐待親と形だけ引き離して、別れて、それっきりって、雑過ぎでしょう。
脚本は他の人に任せて映像に専念して欲しい。