サービス開始日: 2018-03-25 (2468日目)
鬱アニメだとわかっていながら観ても精神的大ダメージを追わされること必至なアニメ。「半端はダメだ」
血生臭く生きる主人公の姿は滑稽に見えるか、それとも人間らしく見えるかは観る人次第。物語のキーマンとなるとあるチョビ髭のおじさんがとてもかっこいい。
最期はキャッチコピー通り残酷で美しい。
アクションアニメの金字塔。
少々キザな台詞周りに、軽快でオシャレなBGMをバックにド派手なアクション。
基本的に1話完結型なのにびっくりするほどまとまってるストーリーに、終盤の大筋のストーリーの終わらせ方。非の打ち所がない。
さすがに画風は今(2018年)観ると古臭く感じるかもしれないが、そんなものを軽く一蹴する絶対的面白さがある。
小型飛行船"ヴァンシップ"で生計を立てる二人組のお話。
独自の文明が発達した世界に住んでおり、いわゆるスチームパンク系統に類似してると思われる。さまざまなメカや、やたらと美味しそうなサンドイッチなど世界観だけでも好きな人にはたまらない作品。
主人公達はとある運び屋としての仕事をきっかけに戦いに巻き込まれることになるのだが、超人無敵とは程遠く、そこそこ操縦が上手いくらいの立ち位置なので、よく失敗する。しいていえば夜の撃墜王ではある。
主人公が序盤に関わることになる艦隊の艦長の方がわりと物語を推し進めてる気はしないでもない。こう書くとストーリーはいまいちに見えるかもしれないが、「おっ!?」という展開がちょこちょこあったりするから侮れない。
世界観は他に類をみないものなので、その手のファンタジーに浸りたい方には強くおすすめしたい。そんなアニメ。
これほどネタバレが怖いアニメはない。
あらすじを観て、少しでも興味が湧いたらなにも調べずに観ることをオススメする。
絶対に後悔はしない。
背中に灰色の羽を生やし、降臨を浮かべる彼女たちに関して明確な答えを提示しないまま進む本編。灰羽の子どもたちだけで過ごす荒廃した建物や、街を大きな囲む壁、独特の習慣・文化のを描写しつつ物語は進む。
一見灰羽達と、舞台であるグリの街の住人とのほのぼのとした日常を描いてるかと思えば、どこか薄暗いものを覗かせる演出や、会話などは頭の隅で僅かなひっかかりを残して行き、徐々に明かされていく世界設定は懐疑心をくすぐり、全く飽きることはなかった。
終盤になっても灰羽と、その世界に関して明確な事が語られることはなかったが、「ああ。そうなんだろうな。」という考えはおそらく視聴した方々は共通して思うであろう。
ともあれ中盤~終盤への畳み掛けは本当に見事だった。癒やしもあり、絶望もあったが最期にはしっかりとした救いがあり、余韻を残しつつもスッキリ終わることができる稀有なアニメだと思う。
観てみたら思いの外ダークなファンタジーで好みだった。
獲物を現地調達する戦闘スタイルが泥臭くてとてもかっこいい。
ゴブリン達もいい仕事してました。よくやった。