ギャグアニメの隙間産業
1話3分のショートアニメ。
ギャグ・コメディ好きの中でもさらにほんの一握り、だが確実に存在はするニッチな層に向けた作品。
水島監督らしい軽快で絶妙なテンポ感で、作画もそこそこ。作りに文句をつけるところはなし。
あとは完全に好みの問題。
個人的には、狂おしいほど好きな回もあれば全然響かない回もあったが、3分なので問題なし。
重い作品をはしごする際に、箸休め的な視聴の仕方がオススメです。
優れた群像劇。しかし疲れる…
「優れた脚本だと思ったが、もう一度見返すのはキツイ」というのが正直な感想。
いわゆる鬱アニメ。毎回幕引きが上手く、見始めたらハマってしまうのですが、全体を通して陰鬱な空気が流れる作品です。
閉鎖空間に閉じ込められ次々と襲い掛かる不条理の中、必死にもがく少年少女の苦悩を描いた群像劇です。
宇宙船の中に閉じ込められることになった要因など、バックストーリーがありますが、構成としては閉鎖空間を作るための理由付けくらいのもので、深くは描写されません。
あくまで主人公ら少年少女たちの人間模様が中心です。
ロボット出てきますが、当時のサンライズではそうしないと企画が通らなかったのでしょうね。申し訳程度の登場です。ここまでくると「ロボットアニメ」とは言わないんじゃないかなと思います。
エグめのシリアス大丈夫な方なら、オススメしたい作品です。