「ヨルさん暗殺者設定」の問題点
本編でのヨルさんの台詞を要約すると
「今まで弟のため、生活のために殺し屋をしてきた。
今後は、理不尽な犠牲から人々を守るため危険でも続ける。」
このことから本人は
(所属組織は常に正しく、自分は悪人しか殺していない。)
という認識なのだと推測できる。
ここで自分が感じた違和感を言語化すると、
彼女は〈葛藤や罪悪感〉や〈正義への思想〉がごっそり
抜け落ちた〝欠落のある歪なキャラ〟であるはずなのだ。
しかしながら、作中ではこの異常な精神面に一切触れず、
《戦うヨルさんかっこいい》を全面に押し出してしまっている。
これは、《子どもが観る上で危うい要素》だと言えるし、
本作は幅広く指示されるべき優れた作品でも無いと思う。