全体的に予算不足感というか、作画の弱さが気になるが、話が結構面白いので点数は高めにした。面白さには緩急があり、場面場面で横転するところはあるが、面白いところはそれを補って余りあるだろう。
主人公のリオンは悪態をついてて嫌な奴を気取っているが良い奴で、かといって聖人かと言えばそうでもなく、しっかり打算でも動いてる人間臭い、味のあるキャラクターである。ヒロイン二人の魅力をしっかりと感じさせる話作りにも好感が持てる。
マリエがしっかり痛い目を見ているのは気分が良いし、主人公のチートアイテムで不遇な場面や不利な盤面をひっくり返す様はカタルシスを覚えた。
ただ、やっぱりもう一度言いたい。作画がね・・・。