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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

2回目の鑑賞。
結果発表の前までは1回目よりも落ち着いて鑑賞できた。その分1回目には無かった気付きも多かった。

まずは話全体としてのテーマについて。
この話は努力して、努力して、努力し切った先にある景色に重きをおいて描かれていた。
まずは奏ちゃん。(余談だがパンフに奏ちゃんは小悪魔ではなく”タヌキ”を想像して作られたとあったのが面白かった。)
奏ちゃんは多くは描写されなかったものの、中学時代周りからの重圧に耐えて必死に努力した。だから今の考え方があるし、久美子の言葉が生まれる。
関西大会での後でのバスの言葉も生まれる。新たな一歩としてバスは進む。
他にもオーディションで落選した葉月ちゃんや結果発表後の部長の姿は、今思い出しても涙が出てくる。
そのようなポイントを2回めで理解することが出来たから、自分の涙する理由も1回目とはまた別で、
1回目は”私自身”がめちゃくちゃ悔しくて泣いた。2回目は必死に前を向こうとする”部員達”に泣いた。
部長の最後の言葉やみっちゃんの言葉では泣き叫ぶのを我慢するので必死だった。2回目でも泣かせてくれるこの作品、改めて素晴らしい。(ただ身構えれていたので雨のシーンは泣かなかった。その代わりに結果発表後に前回よりも号泣した。)

また、1回目で分からなかった謎のカメラ視点であるが、ED後が答えでいいのかな。奏ちゃんがカメラを持って部長久美子に向ける。久美子は部長として一言を述べる。この行動からカメラはEDの歌詞にある「受け継がれる想い」のためにあるのではないかと推測される。(EDの歌詞は記憶が確かではないが、ニュアンスは正しいと思う。)
さらに1回目の感想でこのアニメは表現が分かりやすいなどと記述してしまったことを今は猛省しています。分かりやすい表現の奥にある表現も隠されている。それを今回の鑑賞でチラッと見ることが出来たような気がする。
そして久美子と修一の恋愛であるが、久美子が修一と距離を置こうと思ったのが音楽室で修一にフラれたシーンで修一の方は…ここかーと思ったのに忘れてしまった。。。電車のホームで既に距離を置いているなとは思ったが、それ以上に決定的なシーンがあったことだけ覚えてる。。
後、月永求君だけどこれは(あれば)3期で更に掘り下げられるとは思うんだけど、その布石として「月永源三郎」というキーワードを放り投げてきた。全くの想像だけど父のようになりたいけど父とは比べられたくない、って感じだろうか。求に関してはもっと知りたいね。

また、面白いことに2回目では尺不足を一切感じなかった。内容こそ短い時間の中にギュギュッと凝縮されているが、展開が早いな~と感じることは一度もなかった。

2回劇場に足を運んだ作品はそう多くないし、今回ほど多くの成果を持って帰れた作品は今回が初めて。ほんと、行って良かった。ユーフォ面白い!!!3期待ってます!3回目も時間があれば。



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