若き少女たちへの死の誘惑
14歳と青春真っ盛りで悩める年頃の女の子がどうして自殺するのかと初っ端から重いテーマ
各話自殺した少女とそのトラウマとの対峙、そこまで陥らせる周囲の環境までを一つの夢の世界で表現しているのは素晴らしい
黒幕側の真相が後半まで全く見えないので中盤は少しだらけた印象があるが、9話くらいからの怒涛の展開がかき消した感がある
一つの終幕として主人公が過去の自分との決別をしっかりしており、次につながる展開でまとめてあった
フリルが現在どうなっているのか、目的はなんなのか、ひまりの死はなぜ起きたかなど謎が多い部分を残したまま
6月に特別編が放送されるがそこまで見ないと評価はしづらい作品だと思う
最後に夢での世界と現実の世界を区別しやすくしているのか現実側の背景が非常にリアル
そのはずなのにキャラクターが浮いて見えないのが凄い