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とても良い

マオちゃんもう完全に振る舞いが先生なのに魔王としての選択しか取れなくて、でもユーシャやメイゴがそれをぶち壊して救ってくれる訳でね
「みんなを笑顔にしたい」から勇者になりたい、でもその根本的な動機に反するなら躊躇いなく役割は捨てるけど、やっぱり夢としての勇者はあって、志が確固でありながら輝いているというか
ユーシャは本当に良いやつだな

展開はまぁなんかよく分かんなかったりするけど「日常系ファンタジー」としてのメッセージをここまで明確に描き切った点でもう圧倒的な名作だと思う



一時のテンション……とはいえ先生の判断は面白い
臣を守る為に一人の人間(?)としてどうしたらいいか分からない先生は、あの時一度は放り出した「魔王」という役割にまた縋ってしまう。
上がってしまったこの舞台、はたして如何に幕を引くのか



霊幻先生の、モブを万能視しないで飽くまでも一人の中学生として見る姿勢が大好きなので(今回も「勝てなければ逃げろ!」とか)結局モブが一人で戦っているのはちょっと寂しさがあるんだけど、まぁ一方でモブでなければ鈴木に立ち向かう事も対等に理解を試みる事もできない訳で
何だろうか、一貫して対話的でないという点ではないか? 力に溺れそうになったという事も、鈴木に縁が足りないという事も、モブがモブの中で気付く形になっている。後は基本的にドン引きな皆のリアクションとか、そういう部分でやはり心理的な隔たりが際立つ。
ただそれでも、縁があってもどうしようもなく表出する隔たりがあって尚も失いたくないから戦う、と捉えるならば何と崇高な意志だろうとも思える。足手纏いと言った第11話からの孤独な戦いが、「自分で選んだ」ものだから、それで良い。その僅かな諦めが強者としての一つの境地なのかもしれない。



セイラはリアリストだなぁ(という話?)
世襲だし一人だけそんなにビジョンとか無いんだね
説得など存在しない、破壊あるのみ!



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