よく練られた、もう一度見たくなるアニメだった。
タイムトラベル物は設定がしっかりしていないともやもやが残りがち(東京リベンジャーズとか)だが、本作はそこがかなりよく練られており、ストレスなく見ることができた。
作画、キャラデザ、声の演技どれをとってもかなりレベルが高く、映像作品として大満足だった。
1クール目のOPは作品ともあっておりとても良かったが、2クール目のOPは個人的には全くハマっておらず、聴く気が起きなかった。非常にもったいない。
気になった点としては、
カゲの能力が都合良すぎる点(記憶を簡単に人と共有できる、他のカゲを感知できる、中に入ったり操作したりできる、未来が見える、ハッキング等)カゲに出来ることが多すぎて、後半は特に何でもありの能力バトルなってしまっている感があった。
シンプルにコピー能力と移動能力くらいにとどめて推理多めの方が面白かったかなと思う。
良い意味でイカれたアニメだった。
各キャラクター像かしっかりしていた。特に店長のキャラが最高に面白かった。
そしてなによりツッコミキャラが居なくて本当に良かった。
ただのギャグアニメかと思いきや、地味に伏線を張っていたり、絵が無駄にきれいでよくうごくし、丁寧に作られている印象だった。
全体的に素晴らしかったが、死に過ぎでさすがに胃もたれした。この世界観の中でももう少し抑えたほうがバランスよく楽しく見れると思う。
ラーメン屋の店主は殺さないでほしかった…
なかなか良い作品だった。
特に8話のぼっちの覚醒シーンは何度も見るくらい格好良かった。映像と音が良いのはもちろん、その瞬間の色んな人の表情がよく表現されていた。
キャラの個性は強いが、深みはあまり感じない。ただ、その分音楽にフォーカスされているのかなとも思った。
ストーリーもありきたりといえばそうだが、演出やテンポの良さで充分カバーできてたと思う。