1話の悲惨さがあるから省略できるゴブリンの説明があって、それ以上でもそれ以下でも無かったような…ますます1話の描写は過剰だったのではという疑念が沸いた2話。
2話ではゴブリンスレイヤーさんの身の上の境遇が語られた。
少年が姉をゴブリンで失ってから性格変わりすぎて幼少に別れた幼馴染が困惑していたのが印象的であった。
物語として幼馴染と再会したあとから始まってそのあたりうざったい人間ドラマをやらないのは好印象。
幼馴染の赤髪のセクシー仕草がいちいちノイズのように出てきたけれど、ゴブリンスレイヤーさんの一途な職人魂みたいなものは伝わってきて彼単体の活躍は面白かった。
この作品本当にゴブリンスレイヤーさん以外の周りのキャラや環境がいちいち引っかかる点が多くて、視聴者にフェアと感じる部分が少ないのは不満だ。
初登場のプロテクションの奇跡(神官の魔法は奇跡というのか?)の仕様が判明していないうちに物理的な障壁を作り出すものという共通認識を持ち出して敵を閉じ込めることにしたことをいちいち凄い凄い云わせるというのはいかがなものか。
1話のロープ戦術の方がまだ視聴者に向けてフェアな出し方だなと思った。
ゴブリン退治は現実でいう薄給な介護みたいな職業で人気がなく、社会のインフラとしての価値はあるけど、賃金が安くて人手不足。そんな事情を受付嬢さんだけが把握してて密に応援してるという姿勢はブラックジョークが効いててユーモラスだと感じた。
ゴブリンスレイヤーさんはコミュ障に見えて実は結構おしゃべりなのも面白いキャラで、彼の渋いところなのかな。
からくりサーカスの原作凄く好きで楽しみにしていたので、前評判の尺の問題がとにかく心配でたまらないが1話観る限り映像化はかなり理想に近い感じで観れて楽しかった。
原作1~3巻の導入部分は原作でもかなり駆け足で、伏線回収があること前提でも説明不足な面があったのだが、アニメでは丁寧に出会いを演出して鳴海と勝の出会いを描いていたように思う。
OPの作りがこうきたかという感じでちょっと感動してしまった。
アニメは原作より見やすい作画になっているのが好印象。
だからこそやっぱり今後の尺の取り方が気になって仕方がない。
3クールなんて事前に制作側がばらさなければ良かったのに。
アリシゼーション編の予備知識はあまりない状態で観たが、前半の場面はまるでテイルスオブシリーズのワンシーンのような導入とストーリーで面食らった。
おそらくそういう直球のゲームっぽさを優先した描写だったのであろう。
キリトはその世界の記憶を現実世界に持ち出せないというルール説明が入り、いつものSAOの描写としっかり繋がった話をしてくれたのが良かった。
GGOの存在もしっかり忘れてはいない。
キリトは難しい専門用語を並べていたが、夢を見ていて加速しているという説明はドラえもんの夢幻三剣士の劇中舞台説明とあんまり変わらないなと感じた。
SAOはちゃんとキリト本人の時間も進めていて、現実にアメリカにいくという具体的な進路を語ったり、アスナとの関係も進み現実でもちゃんと地に足がついているところも凄く良いと思う。
しかし、剣無いよって指摘されてるところは凄くカッコ悪かった。
ネトゲばっかやってるといざというときに悪影響があるよっていう作品のメッセージはあまり隠す気はないっぽい。
個人的にアニメ版に凄く期待している作品で、期待度は高めで観たがそれでも凄く良かった。少年ジャンプ連載の中でも競技としても地味な作品だがストーリーがとても面白いのでアニメをきっかけに先入観を覆すような面白さを世間に布教して欲しい。
そんなわけで1話をみたが、潮の真っすぐさはしっかりアニメでも表現されていて、やっぱり強い主人公は爽快感がある。とにかく真っすぐで凄くいいやつというのがアニメで観ても伝わってくる。
注目したいのは部長で、アニメだと漫画でみた印象より気弱だけど鍛えていて強くなるぞ!という期待が声色や絵に乗っていたように思う。
漫画は部長が部に対して結構足を引っ張っているような印象があったから、アニメだとそこを消してきたのかなという印象。
私がこの作品で一番好きなのは五條佑真で、彼と潮との関係がこれから凄くアニメで観るのが楽しみだ。
しばらくもう一人の主人公として、相撲の素人が相撲の魅力にはまっていく代弁者としての役割があるため、彼の第一印象が悪ければ悪いほど後のカタルシスに繋がっていく。
声の印象は1話の時点でばっちり決まっていたのが好印象だ。
あと気になったのはOPの曲が結構熱くて、ゆっくりした歌唱だから歌詞が追いやすくて親しみやすい。
でもED曲のラップは微妙…。
高校相撲だけでなくプロ編までアニメが続きますように今後に期待。
雰囲気作りは既視感があり、まるでコントのような素人冒険者の初陣で前半は見るのが辛かった。
エッチな描写もたくさんあり、まるでGANTZの宇宙人に殺されるモブみたいな虐殺描写はこの1話だけにして欲しいと思った。
正直いって不快な描写が続いて私は楽しめなかった。
特に魔術師の女も詠唱が遅すぎる。
あの速度ならいくらでも敵に殺される要素満載なのに私自信あります的な態度を最初とってたのが見ているこちらが恥ずかしかった。
後半ゴブリンスレイヤーすなわちゴブリン駆除のプロのお兄さんが登場してからは、彼のキルカウントを口にする淡々とした描写一つとっても無駄がなくてスッキリみることができた。
しかし、神官のヒロインが無能スレスレで足手まといだし、彼女の呪文で素早く作戦立てたスレイヤーさんが有能なだけで、見事に完全な引き立て役ヒロインなのが残念。
今後ゴブリンスレイヤーさんの腰巾着か嫁候補になるのかわからないがあまり良い印象が残らなかった。
敵の日和らない残虐さとゴブリンスレイヤーの淡々としたキル描写なら満点
弱者が強者に挑み、弱者が敗れるという捻りもない部分をどう面白くすれば良いか。
オバロを観て感じるのは、作品全体テーマがこの部分に頑なに挑戦している点が凄く新しく感じる。
1期はアインズに感情移入し、2期からはアインズにどう挑むのかという周りのキャラからの視点が増し、3期はアインズウルゴウンというキャラクターが1期の感情移入した好感度をそのまま逆転させるような構成になっているのが面白い。
特に2期から主役になったともいうべき、クライム君とブレインさんの存在が放送中は気になって仕方なかった。
ガゼフが一騎打ちで敗れるという分かり切った結果でさえ、その人間ドラマの先が気になって面白く感じた。
ガゼフを通じて二人の成長がしっかり描かれていたのが◎。
特にブレイン役の遊佐浩二さんの演技が素晴らしくて、悔しさや無念さが声に乗って夢中になって観てしまった。
オバロ3期で残念なのは、最終回でアインズと冒険者モモンが対峙するという自作自演展開をしたが、これは個人的にはスケールが小さく感じてしまったのでマイナス要素だと思っている。
アインズウルゴウンとしてはもうほとんど完結してるようなところがあるため、主人公は冒険者モモンとして正直もっと未知なる敵と相対して欲しかったな。
カルネ村関係の話も、アインズ様のしもべたるルプスレギナが逐一監視をしていて介入待ちの中の戦いだったため緊張感がまるで感じなかったのはいただけない。
お気に入りのブレインやクライム君だけでなく、ガガーランやイビルアイなどの冒険者チームの出番を4期は期待したい。