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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

時系列はゼーガペインTV版の前日譚として作られた作品ですが、2016年に劇場公開された作品です。TVアニメ版は2006年放送なのでちょうど10年経ってからこれが出来たのかと感慨深い気持ちで視聴しました。
主人公ソゴルキョウの記憶を失う前の彼の姿は別人なんだけど、ところどころTV版の面影もちらついて、ミサキシズノとこんな絆があったから彼女はTV版でそうだったのかと色々思い出すには十分な、とても贅沢な映像作品になっていたと思います。
この劇場版では4回のサーバーリセットがあります。4月に学園に入学してから8月31日でリセットされてしまい終わらない1学期を過ごす姿が描かれます。そのループの切なさが存分に描かれており、だんだんとキョウが周囲の人間と距離をとっていく姿が凄く痛々しかったです。
最初は通話するテクノロジーがホログラム的なものだったのに、ループするうちに資源がなくなってきたのか、スマホ→ガラケーと主人公の持ち物が変化していった部分が細かくて、登場人物のデータ破損のために妹がついには声だけになってしまったところなど拘ったディテールがとにかく印象的でした。
TV版のネタバラシ的なものがとにかく多かったので、やっぱりTV版視聴済の状態でみるのが正解だと私は思います。
声優の浅沼晋太郎さんの段々と精神的に病んだキョウの演じ方が素晴らしかったです。
それから当時話題になった新人だった花澤香菜さんの棒読みが、この劇場版は当たり前だけどベテランに成長した花澤香菜さんの素敵な抑揚のある演じ方がされていて、前日譚なのにこれはいいのか?と思った部分が実は丸ごと演出に取り込んであったのに驚きました。
つまりは幻体の破損のために棒読みになったTV版カミナギみたいな演出になってたので、これはこれで斬新な演出で辻褄合わせになってるのかなと終わったあと唸りました。



全体
良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
普通

FGO新規勢で2章やってる途中にこのアニメの存在を知って視聴
最初のチュートリアルのサーヴァント戦を省略して、アニメのためにちゃんと構成は考えてあった。
登場キャラクターの説明は丁寧にやってくれていて、特異点Fに飛ぶまでの主人公の個性とかもちゃんとわかりやすくアニメになっていた。
特に序盤はスマホゲームの方で死ぬほどやったリセマラでみた光景まんまといっても良いくらい良い出来のアニメになっている。
作画崩れも特になく、特にマシュの盾のデザインなど見所はしっかりあったように思う。
今作は劇中で説明があった通り、冬木の聖杯戦争の特異点で原作staynightの続編的な見方も出来るように作られているので、ゲームのFGOを知らなくても、Staynightファンならすんなり世界観に入れるのではないだろうか。
いつもならランサーで召喚されるはずのクーフーリンの兄貴がキャスターで召喚されているのが変更点として新鮮に映った。
アニメとしてはゲームでは省略された舞台背景や戦闘シーンの数々、話としてはいつも敵のキャスターが味方でいつも味方のセイバー(アーサー王)が敵という点も見所が多い。
途中マシュの宝具の解放がクーフーリンとの模擬戦ではなく、マスターとの絆での解放なのも良い変更点だった。
最後に登場するレフの黒幕感も声がつき、所長の絶命の瞬間などアニメに魅入った。
(好みがわかれるだろうが、ゲーム版の目が丸くなるレフの狂気の表情が好きなので違うのは気になった…)
FGO自体がfateシリーズのマルチバース形式、すなわち色んなfate作品にアクセスして事件を解決する作品なので沢山のキャラが出せるソシャゲや単発アニメにするには丁度いい作品なのかもしれない。



全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

ケムリクサは私にとって新鮮な芝居そのものを魅せてくれたアニメだった。
無機質でどこを見ても廃墟が広がる終末の訪れたような世界に、主人公のワカバ君が突然生まれ落ちたところからこの物語は始まる。
ワカバ君は記憶がなく、彼の視点でまず私たち視聴者はケムリクサの世界を見ることになる。
ワカバはりつ、りん、りな(複数)という女の子たちと仲良くなる。
彼女らの名前とCGモデリングが似ていて最初はワカバ君のように混乱するかもしれない。私も実は名前と顔がなかなか一致しなくて混乱したが、似ていること自体に意味があり、次第に彼女らがひとりひとり好きになってくると、ケムリクサという作品の虜になっていた。
このケムリクサの見所は特徴的な世界観もそうだが、他であまり見ることのないリアルな芝居にあると私は思う。
ワカバ役の野島健児さんは凄く透明感のある芝居を本作で魅せてくれる。
怯えているが好奇心旺盛で優しくて、いざというときの勇気をこれでもかと見せてくれる。
そんなワカバ君は男の子の本来あるべき理想の一つだろう。
そんな彼のことを次第にりんやりつ、りなたちが受け入れていって、いつしか掛け替えのない仲間になっていく様子は本当に楽しくて、見ていて大変気持ちが良かった。
ケムリクサのキャラの中で、りつ姉は語尾に「ニャ」をつけて喋るのだが、これにも理由がきちんと設定されており、終盤それが明らかになる。
なのでぜひ物語序盤でニャーニャーいってる女の子に引かないで全話通してみて欲しい。
CGのキャラクターのころころ変わる表情、会話のテンポが慣れてくるとそれが本当に生きているように感じて不思議な気持ちになる感覚を味わえると思う。
色んな要素が奇跡的に絡み合って、世界を考察しても楽しく、キャラクターを愛でても楽しいという色んな楽しみ方が高レベルで同居して存在してる不思議なアニメそれがケムリクサである。
戦闘はちょっと単調で面白くないという意見もあるが、そのあたりは制作側の今後の課題して乗り越えてくれることを大変期待する。



良い

りつさんがワカバに急接近した回
ワカバ君がいい意味で1話からずっと変わらなくて、そのワカバ君に触発されて他の娘たちが変わってきたのかなって気がする
ケムリクサで車輪を修理したり、前回虫を倒したワカバ君の機転がここにきて急速にピックアップされて面白くなってきてる
ニャーニャーいうりつさんに萌えてきたらハマるアニメになってきたよ



とても良い

HDリマスター版をアマプラで配信したので視聴中
キラのゼミの教授のお客さんでカガリが来てる。
アスランたちがMSを奪取する前の段階ですでにキラにいろんなフラグが立ってるのが改めて観てわかって面白い。
クルーゼのセリフの言い回しが物凄く格好いい
本当にクルーゼはナチュラルなのか?って今思うととんでもない指揮能力の高さがうかがえる。
マリューの「ザフトめ」とか声優陣のちょっとした演技が上手で面白い。
爆炎の中で「あんなに一緒だったのに」のイントロが流れながら灰色のストライクガンダムが起動する。
本当に完成された1話だと思う。



良い

キリトが相変わらず超人なのがわかる冒頭だった。
ベルクーリも首だけなのに威厳がまだ残っていて良かった。
ついに二刀流キリトが見れる!?二本持った姿はなかなか熱いものがある。
剣の色もSAO時代と同じなのがまた良い。
ハゲのおっさんたちのシーンはディストピア感があってなかなか見所あった。
元老長のゲスいやつははっきりいって誰得のキャラ付けなのか。
こういうキャラも人気小説には必要なのかとちょっと悩んだ。
ユージオ見事に白い整合騎士になって出てきちゃった。
二刀流キリトはもう少しおあずけ。
ユージオ彼は彼で物凄いストレス抱えていて、ずっとやりたかったことが人格弄られて出てきた感じが凄くする。
キリトはアインクラッド流の師匠としてユージオと戦うところで〆
仕留めそこなったヂュデルキンがまた出てくるのかと思うとうんざりするが、ユージオとの決戦が楽しみだ。
見たくない現実を見ないように戦うユージオに前しか向いてないキリトは負けないで欲しい。



良い

アリスの妹のセルカの話は19話でやってくれた。
回想が終わってちゃんと話が進んで面白い。
アリスがかなり話の分かる整合騎士なのが救いというか、キリトの話し方の方が上手なのかもしれない。
セルカにあって今の自分をとるか昔の自分をとるか…今回かなりアリス可愛く描いてて、一回泣いたあとの今のアリスの人格が借り物っていう自覚を口にするの切なすぎる。
キリトがやっぱり現実世界の記憶があるから右目の秘密にも気づくし、しかるべき対応をとれて、アリスが泣いたら抱きしめる度量があって強い。
おそらく対比になっているだろうユージオの方は管理者に容易に誑かされてるのを見ると大分情けない気がする。
管理者さん服を脱ぎながらベッドの上でユージオを誘うシーンかなりエロかったです。



良い

総集編ということだが、キリトのナレーションが入っていてかなり見やすかった。
あのときキリトはこういうことを考えていたんだと分かる仕組みにもなっていて、今回のタイミングで序盤の出来事を振り返るという意図も含めて視聴者に改めて謎を提示したという構成が非常に上手だったと思う。
何より最近の剣はエンハンスアーマメントで解放した剣をぶっ放すしかやってなかったので、単純に剣で斬るというシーンはやっぱり面白い。
本当にキリトのナレーション風語りで最初から最後まで終わったのだが、回想の最後にOPのキリトとユージオの合いの手が入ったのが地味に嬉しい。
そういえば回想なのにアリスの妹の名前が出なかったのはなぜだろう。
18話ラストでアリスが気にしていた名前だし、私も正直存在ごと忘れていたのだけど…



全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

2章は映画館で期間をおいて2回視聴したが、それでも足りないくらいもう一度観たいと思った。
本作は非常に中毒性の高い映画に仕上がっており、あまりにストーリーに惹き込まれすぎたためなかなか適切な感想が出てこない。
とにかく本作は一言でいうなら傑作と呼ぶ他ないくらい気に入った。
2章で早くも頂点に近い盛り上げ方をしてしまったために3章におけるハードルが物凄く上がってしまっている。
それくらい2章が素晴らしかった。
1章において、士郎は敗北しセイバーを失いマスターの資格まで失ってからこの2章はスタートする。
士郎は遠坂と同盟を組んでいるが基本的に一人でなんでもこなそうとしている。当初はセイバーを取り戻す方法を見つけようとするが早々とその方法は諦めてしまう。桜がライダーのマスターであり知り、桜がそのせいで苦しんでいると知ってからは桜の力になれるように動くようになる。
今作で衛宮士郎はとにかく決断が早い。冒頭で方針を早々と決めて最短で駆け抜けようとする姿勢が私は素晴らしいと思った。
「桜を勝たせて聖杯を手に入れ、桜の治療にあてる」
聖杯に願うことが臓硯の施した刻印蟲を取り除く唯一の手段であると知ったあとの士郎の決意は重かったはずだ。
しかし、劇中でこれでもかと、士郎は現実に徹底的に叩きのめされる。
慎二には恨まれ、セイバーはオルタとなって敵となり襲い掛かってくる。
イリヤは士郎がマスターでなくなったと知ると協力的になってくれる。しかし彼女のバーサーカーも倒されてしまい、凛のアーチャーもそこで退場し、士郎の知らない間にギルガメッシュも聖杯の泥に倒されてしまう。
桜の暴走はとうとう抑えきれなくなり、士郎は間桐臓硯に手掛かりを求める。
呼び出された士郎は臓硯から桜の真実を聞く。
このときの台詞と演出は2章の最大の山場であろう。
『いまや間桐桜こそお主の敵だ』
全ての元凶はこのじじいだろうと誰もが分かっていても、納得してしまいそうな語り口調の魔力は恐ろしい説得力をもっていて脳裏から離れないほど強烈に私には聞こえた。
2章は劇伴の使い方も怖いくらい的確で、士郎が包丁を手に静かに桜を自分の手で殺そうとするシーンでも花の唄のアレンジがかかったり、先ほどの臓硯の温室のシーンでもI beg youのアレンジが自然に掛かっていて綺麗な蝶が舞い、キャラクターの心情にシンクロするような演出があちこちにあってとても揺さぶられる。
私は戦闘シーンの作画についてはあまりそそられるタイプではないのだが、セイバーオルタとバーサーカーの戦闘の迫力は映画向きで好きなシーンになった。
間桐桜は我慢して我慢して我慢して、士郎のことを好きでも影から見ているだけで行動に移せない女の子だった。
でもそんな桜の視線に衛宮士郎は気づいてしまったというのが今作で描かれたルートだろうか。
凛が桜を処分するといったとき、士郎は決断を決めかねていた。
しかし、教会の窓から逃げた桜を追うとき、桜が捨てた家の鍵を士郎が偶然見つけ拾う。
この何気ない偶然が士郎を桜のために他の全てを投げ捨て本気になる決意をさせたきっかけなのかなと私は観て感じた。
3章がどういう結末を迎えるのか大変楽しみです。



全体
とても良い
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音楽
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興道がルルーシュの物語としたら、叛道はスザクの物語といっても良いくらい枢木スザクの内面に深く踏み込む物語に仕上がっていた。TV版1期の後半の山場「血染めのユフィ」からTV版2期の前半ブラックリベリオンまでを描く総集編の第2弾という触れ込みだが編集方法が非常に巧みで新鮮に観ることができた。TV版ではあまり描かれなかった枢木スザクの視点が追加再構築されており、TV版より彼の苦悩や迷いが随所に描写されていてスザクファンの私としては終始画面に釘付けになって観ていられた。
この総集編はルルーシュはナナリーのためでもあるが、スザクにも執着してることがよくわかる構成にもなっている。スザクは己を貫くためゼロと一緒に心中して死ぬことまで覚悟して寸前までいくが「生きろ」というギアスの呪縛をかけられてしまう。その呪縛が今後良くも悪くも物語を盛り上げる最高のスパイスになってるのが面白い。
場面は変わって、式典の日ルルーシュやスザクの感情がむき出しになる一番の山場を迎える。ルルーシュはユフィのことを信じきれないが、ユフィの皇位継承権を放棄したというセリフでついにルルはユフィを信じる気になる。BGMが穏やかになりルルーシュは負けを認めユフィを受け入れる直前まで物語は進む。しかしその後の訪れた悲劇は何度見ても秀逸で罪深い場面だ。ユフィの肝心な場面にスザクはいつも居ない。いやスザクの不在っぷりに関してはコードギアスの世界がそうあるべきというもはや呪いのようなもので徹底的されているような感じがする。
物語はR2の部分に差し掛かり、スザクはそれでも元凶であるルルーシュを憎くみきれず、記憶を消去して徹底的に監視するという手段でルルーシュを守ろうとする。
自身の出世のためにルルーシュを売ったという部分も事実だが、彼なりに憎むべき世界を赦して守ろうとする姿勢が見て取れるのが良い。
後半は再びルル視点となり皇帝シャルルと対峙しギアスという力に新しい事実が次々に明らかになる。その中で段々とルルーシュは追い詰められ、ついにはナナリーを守る手段がこのままではないという事実に辿り着いてしまう。
そしてルルーシュはスザクに直接電話をかけて、自分がゼロであることを認め情に訴えるという手段に出る。
弱弱しい声で、プライドを捨てて、スザクに「ナナリーを護ってください…」
あのルルーシュがスザクに心の底から懇願するシーンには言葉が出ないくらい辛い感情を共有することになる。
その後ルルとスザク、そしてナナリーの幼少の頃のシーンが差し込まれてEDとなる。
コードギアスという作品の持つ複雑な起伏が2時間弱という時間で駆け抜けて総集編と呼ぶにはあまりに勿体ない傑作に仕上がっていた。



全体
とても良い
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とても良い

初めて見る間桐桜と衛宮士郎との出会い。
バイトで怪我をした士郎のお世話をしに来たという少女は最初は瞳の色が沈んでいたけれど、1年半も経てば彼女の瞳はキラキラしていた。
始まったのは、とある少女を輝かせた衛宮士郎という男を知るための物語。私はこの第一章をそう捉えることにした。
士郎はなぜ慎二を友人と呼ぶのだろうか。いつも嫌味を言われていることに気付いているのだろうか。はたから見たら一成との付き合いの方が友人関係に見えるが逆なのだろうか。
第1章の時点で慎二は士郎に何を期待しているのか読み解くのが非常に難解だ。自分より弓道が上手い士郎の部活復帰を願っているように見えるがそれにしてはとても嫌そうに接する。兄さんは自分を嫌ってる人を好きになるという桜の台詞の裏付けは次の章まで持ち越しになっているかもしれない。
開始30分ほどたってオープニングタイトルが流れる。ここでようやく画面にBGMがつき、場面が転調してテンポが変わる。
セイバーや凛との出会いは蟲じじいのナレーションで飛ばされるのも新鮮な驚きだ。
言峰綺礼がゼロの結末を語るというのも初めてみる。
その後のバーサーカー撤退後凛と別れ、帰り道に慎二が自信満々で登場するのは驚くというより笑う。
予想通り慎二の操るライダーは負けるが、蟲じじいの登場で再び驚かされる。
衛宮切嗣がこのルートかなり頻出ワードのようだ。
翌朝、桜の傷をみて士郎は初めて慎二に対して怒りを見せ、凛を味方にする。
士郎の行動の早さは藤姉にも及び、先手必勝で桜を泊まらせることを了承させる。他のルートでは見られない士郎の決断の早さはとても良いと思う。
次のシーンで佐々木小次郎が一瞬で死に、アサシンが産まれ、葛木先生が死んだ。
ここの理屈は観ていても説明は一切ないが、映像としての見ごたえは充分あった。
いつものキャスターのフードがない素顔が出たのも嬉しかった。
個人的にキャスターと先生は好きなペアだから大変悲しいが仲睦まじい様子は見られたのでよしとする。
慎二が士郎の自宅まで来たのは初だろうか?慎二に対してこの映画は2回士郎がマジギレするのが忘れられない。
桜はそんな士郎のストレートな感情を見せられて高揚した表情をしている。
走り高跳びで桜は士郎に惚れたこと。士郎はそこに差し込むかのように夢を語る。
話が終わるとストーブの火が消えるという演出に込められた暗喩がまた憎い。
桜が悪い子になったら叱るという士郎の言葉に安堵する彼女のシーンは複雑で重い。
アサシンとランサーとの戦いは派手で音楽が良かった。しかし勝てるはずのランサーが負けた理由は劇中では分からないので詳しい人に今度聞いてみたい。
蟲じじいが士郎を来襲でキャスターの死体を操るというボスらしいことをしてきた。
影の正体は一体…。
麻婆豆腐を食べてる言峰は癒し枠。麻婆の赤い部分を血に例えるところも良演出。
今度は道場?に蟲じじい急襲でこれもまた新鮮な展開。
士郎が令呪を使う判断も早くて熱いがセイバーが来ない!?
自力での奮戦で窮地を脱出しようとするが、力及ばすなタイミングでライダーが来るのはもっと熱かった。
ライダーの戦い方はこの映画で一番好きかも。
士郎は敗北して帰宅するが、桜に迎え入れられる。
このやり場のない感情はどうしたらいい?
切なくて悲しくて、EDの曲調に心がさらに折られた気がする。
終わってみたら士郎という人間の深みがさらに増したように思う。正義を成すには力が足りないのを時間をかけて丹念に思い知らされた1章だった。



良い

風呂上りのアーチャーさん(仮)の強キャラ感をもう見た目から、声からひしひしと感じる。
ファナティオの心配しかしない整合騎士にユージオが真っ先に怒りをあらわにするところなど性格が出ていて初っ端から面白かった。
ベルクーリの余裕、剣撃のエフェクト全てが噛み合って本当に痺れる。
SAOのしつこいくらい設定を語るところも今回かなり演出として効果的に映った。
ユージオの工夫も、グウの音もないくらいキリトの戦い方で感動させてもらった。
間延びしない戦闘の動き、今回もかなり良かった。
英雄ベルクーリに込めるユージオ想い。
このシーンのユージオの瞳だけで色々な感情を表現するところ素晴らしいなと感じた。
騎士団長様をあと一歩説得できそうなところで、変なピエロ出てくるのは…なるほどちょっと興冷めしたかもしれない。
このお呼びじゃない場違いが感じは狙ってるとしたら悪趣味だ。
キリトのターンはアリスが一層可愛くなってる。
細かいアリスの表情の変わり方がお見事で楽しい。
アリスの妹の話になって…えっ終わり?!
ここで切るって観てる方の感情としてはお預けをくらってしまって非常に悔しい想いがした。
次回の引きが本当にもどかしい…。



普通

織機綺の口調がなかなか可愛く見えてきた。
隙あれば脱ぐ気満々なところ、正樹はそのちゃんとした紳士の感性で彼女に付き合っているところが尊い。織機はそんな正樹の真っすぐなところに惹かれている。
スプーキーEのパートはなんかちょっとイメージが違って残念さを私は感じている。
汚い手でコンビニのおにぎりを食べるシーン(原作で印象的だった場面)はまだ来ない?衣川が端末化されたあとの性格はなんだかワイルドで格好良くなった。
霧間凪が久々に登場して話が終わりに近づいてきた印象。
淡々と原作の切り貼りをしてるアニメだが、谷口正樹の主人公気質と織機綺の健気さに関しては、話の骨子として重要だからしっかり作るぞという気概を感じる。
欲をいえば、もう少しこの話の中でも起承転結を意識して作って欲しかった。
この回単独でみても、そういった山谷もなく平坦なので退屈と感じる人がいてもやむなしだなと感じた。



全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

開始1分で最初の見せ場がやってくるため、往年のファンはもちろん、観てる観客全員がまず息を呑むと思われる。新宿で派手なカーチェイスから始まり、テロリストがパンツァーファウストをぶっ放すと冴羽リョウが愛銃のコルトパイソンから357マグナム弾が発射され、見事に1発で打ち抜くスタートには思わずあのシティーハンターが蘇ったと心の中でガッツポーズをとったくらい良かった。
ストーリー自体はかなりオーソドックスな脚本ではあるが、そこに演じるオリジナルキャストの面々とゲストの依頼人の進藤亜衣(声;飯豊まりえ)が非常にマッチしていて演技面でも一切違和感がなかったから驚きである。ストーリーの中で亜衣のキャラクターを丁寧に掘り下げた話が展開し、リョウと香が彼女を守る道筋が本当に面白かった。
リョウが亜衣をパブに連れて行ってお酒を飲むよう仕向けたのは、ああやってストレスを解消させて胸の内を色々吐き出させてスッキリさせてあげたかったんだなと…大人じゃないと分からないリョウの気遣いが沢山あって感動した。
XYZの掲示板も時代を超えて現代版としての演出も工夫が凝らしてあり、ドローンの存在やペッパー君もとい海子坊主君の扱いも可愛くてほっこりする場面があった。敵キャラとして山寺宏一演じる御国真司というキャラクターもわかりやすい悪役であって、でもちょっと憎めない感じもあり不思議な魅力があった。
また、大々的な宣伝のあったキャッツアイの3姉妹も味方側でちょっとだけ活躍し短いシーンながら大きなインパクトを残したと思う。
海坊主のバトルはどれも派手で、ギャグからのシリアスも完璧。
ラストの死神ドローンとの決着も脳波コントロールだからこそ冴羽の方に勝機があったという伏線も張ってあって、銃撃戦の精密なコントロールを見せる場面はこれ以上の格好良さはないというくらい素晴らしいものの連続で楽しかった。
劇中では、TVアニメのときの主題歌がこれでもかと流れる。それが懐古ファンにはたまらなく良い。まだ終わらないで…!と思ってみていると容赦なく流れるエンディングテーマGetWildは画面下に字幕で歌詞がついてTVシリーズと一緒なのがにくい演出で号泣。TVシリーズの名場面ととに曲が終わりラストのCパートがあってFinとなる。
昔のファンも、この作品が入り口になる新規の人もとにかく見やすくて丁寧なテンポでシティーハンターの世界に浸れる素晴らしい作品に仕上がっていた。
エンジェルハートは別世界線だが、もしそこに至るなら彼女のウェディングドレスは涙なしには見れないだろう。
少しチープなところがまたいいんだ…シティハンターは。



良い

整合騎士としての本能を刺激してアリスの説得を試みるキリトがやっぱりいつも本気で好感がもてる。
冷静に情報を引き出してるところも理系人間のそれといった感じ。
アリスの強がりがなくなった瞬間画面の雰囲気が華やぐのはさすが。
ガーゴイル出現の緊迫感もどうなるのか画面に釘付けになって観てしまった。
管理者の自作自演な部分をアリスが認識したら一体どうなるんだろう…。
キリトの戦闘シーンも作画が丁寧で驚いた
斬ったあとの刀の血を振って拭うところがさりげなくカッコイイ!
ユージオは初のソロバトル目前
憎しみで剣を振るうな!とアドバイスされたことを守れるのか楽しみ。
諏訪部声のシンセシズ・ワンの登場で終わった。
アスナパートはまだ何をやってるのかよく分からないが進んでることだけはわかる。
今回とにかくキリトのイケメンぶりに満足がいった回だった。
キャラクターの立ち方がやっぱりこのシリーズ半端ない



普通

スプーキーEのビジュアルここまで原作から変えて汚くする必要ある?一応前回のスプーキーEの生前の時系列のネタバラシから始まって、原作の重要なワード「MPLS」の今作アニメ初出回になった。織機綺の正体は今回の説明だけで理解できた初見の人はいるだろうか…。末真パートはアニメならではの演出と声色の変化でブギー人格の藤花を出してきて良かった。
飛鳥井先生のシーンは短いながらもなかなか良演出で実験を不気味に描いてると思う。
新刻の藤花に関する意味深な言葉の伏線も原作既読者としては◎
織機と末真との出会いもイメージ通りだったというより原作の長い再現を半ばあきらめて事件を語らせる末真の描写に特化して説明させて終了といった形に落とし込んだといった方が正解のような気がする。
末真のわかったんだかわからないんだかよくわからない説明は原作通り。
谷口正樹のやってるブギーポップごっこと飛鳥井先生の結末は次回持ちこしのようだ。
このアニメやっぱり説明下手のような気がして視聴のハードル高いと思う



全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

ゾンビのアイドルのアニメ?と聞いてまず思ったのがこれはネタアニメ枠だろうというどこかチープな感情だった。恥ずかしながら私はアニメが放送終了してからアマプラで見始めた口なのだが、気がついたらこのレビューを書いてる今で10周くらいゾンビランドサガを見てしまっている自分がいた。とにかくアニメの構成が物凄く上手いのだ。
第1話のグッドモーニングから最終回12話のグッドモーニングアゲインまで一連の流れが繋がって主人公さくらの精神的な成長が描かれているところが見事で感動を呼ぶ。各話にそれぞれ振り返るポイントが用意されており、後の話から見返すことでメンバーの絆が1からしっかり築かれていったことがわかる。
アイドルアニメはとにかくアイドルの見分けがつかないとよく言われる。しかしゾンビランドサガがそこにこれまでにない特色を多く盛り込まれている。
7名もアイドルいるが、それぞれ生前の時代が違う。主人公さくらを現代と定義し、昭和を超えて明治初期の花魁までいる。一人山田タエというゾンビの習性を残したまま謎を多く残して説明されないキャラまでいたこともアイドルの覚えやすさに一役買っている。ここまでアイドルの説明に費やしたが、世界観の説明役にプロデューサーの巽幸太郎という強烈なキャラクターがいたことも楽しい要因の一つになった。
彼女たちがゾンビになった技術などは巽が全部そういうもんじゃい!の一言で終わるのも斬新な点だ。
個人的に特に凄い回と思った回は3話と5話と8話。
3話はフランシュシュというユニット名をアイドルをする彼女たち自身で決めるという今までのプロデュースされるのがアイドルという固定概念を覆したこと。5話は実在するスポンサーのドライブイン鳥をこれでもかと持ち上げ、ストーリーでそれが成功している点。8話はリリィが男の娘だと衝撃の展開が明らかになったがさらりと流され、リリィの父親が息子を亡くして辛い生活を送ってきたという事実が分かってこれまでギャグ路線だったゾンビランドサガがこんな話も出来るぞという可能性を示してくれた点。
言い忘れたがアイドルとして歌う曲も素晴らしくて、とにかく2期が待ち遠しいアニメになった。
このアニメで本当に佐賀を救えたら…いいな。



良い

必死にキリトに回復呪文をかけるユージオの焦りに確かな満足。
キリトはアインクラッド時代のトラウマがあるのか目の前のファナティオの死は許容しないらしい。
カーディナルの短剣をここで使用してしまうところまでは読めなかった。
なるほど。。。
昇降係ちゃん登場…天命の意味を改めて問う存在として凄く面白い。
公理教会を倒してその先はカーディナルに任されてばいいんじゃないの?というユージオに対してキリトが何か言いたそうだった。
ついにアリス登場!音楽が素晴らしい。
事前に計画立てたのに、すでに完全支配状態のアリスの剣と知ってさっきまでの作戦全部通用しないことを瞬時に悟って走り込む判断も面白い。
美しい風景の中、アリスのドレス甲冑とその剣がとても美しく鍔迫り合いに目を奪われた。
キリト何回目かの「エンハンスアーマメント!!!」の叫び。
ほんとに力が入っていて松岡君の声ほんと素敵だった。
次回の引きもアリスとキリトが塔の外へ落ちて終わりとか気になって仕方がない。



良い

セントラルカセドラルでの整合騎士の次なる相手は子供二人というのが新鮮で意表を突かれた。剣グサリからのOPという演出も印象に残る。
管理者は天命も自由に弄ることができるのか。
麻痺した二人に饒舌に語って油断してる幼女にさくっとお仕置きするキリト復活のシーンもなかなかカタルシス。
整合騎士の強さをキリトは良く見ておけと斬りかかる場面の転換も音楽の力も相まって凄く格好良かった。
整合騎士No2らしきファナティオは男とか女とかにコンプレックスがあるみたいだけど、考えてみるとアンダーワールドは今までのオンラインゲームみたいにアバターじゃないんだよね。
つまりファッションなコンプレックスではない。
キリトのジェンダー論を語るのを見て、今作は改めてゲームではなく本当の異世界の冒険をしてるんだという認識を持った。
ユージオが武器を解放したが、その発動時の感情は憎しみだったらしい。
キリトは相棒のユージオを良く見ているなぁ…
ユージオはここまでかなり誠実に好青年っぽく接していたけれど、やっぱり根底は後輩の女の子を辱めた権力への憎しみを忘れていなくて、当たり前だけどそういった部分をちゃんと生々しく見せてくるところがリアルで納得がいく構成になっていたのが良かった。
EDの入り方も気持ちよくって見ごたえがあった。



普通

織機綺のビジュアルにまず驚いた。原作緒方絵の原型が一番ないかもしれない。谷口正樹はまっすぐで格好良く描かれていて良い。回想という形でナレーション混ざりのデートシーンを紹介したのも原作の文章からアニメとしてよく落とし込めている。清い男女からの安納君のBLターンはなかなか面白いギャップだ。
だが、今回褒められたのはここまでで後半の端折りぶりはやや残念さが増したように思う。
後半スプーキーEの登場とともに一気に物語が進む。
統和機構の名前も今回が初だが、視聴者に向けて全然説明の域に達していない。
スプーキーEの手から電撃が走り、脳を弄って記憶操作や洗脳を行うという合成人間の特殊能力だと原作既読者以外はちゃんと気づいたであろうか。
安納君が深陽学園に合格して泣いた理由もブギー登場前の手紙の意味も思いっきり新規視聴者置き去りと言わざるを得ない。
原作から無意味な時系列シャッフルも辞めて欲しかった。
今回、谷口正樹と織機綺のカップルは健全で素直に応援したくなるように作ってくれたのは素直に嬉しい部分だった。



とても良い

思わず観ていて涙が出そうになった。
ゴブリンの集団の足跡を大切な人のいる牧場で見つけたときのゴブリンスレイヤーの絶望した気持ちを察すると悲しみを禁じ得ない。
逃げろというに牛飼娘さんは貴方がいるから逃げないという。
困ると沈黙して言葉が出ないゴブリンスレイヤーさんはどんな表情をしていたのだろう。
ゴブリンスレイヤーさんが地道に貯めたお金を使ってギルドに依頼をするが、普段誰も乗ってこない依頼だしゴブリンスレイヤーさんも断腸の思いだったはず。
そんな不利なところに普段の実直で地味な仕事をしてきたゴブリンスレイヤーさんの人柄に惹かれて次々と仲間が集まるシーンは最高に盛り上がった。
言い訳じみたセリフを述べながらも士気が高揚する現場ってそうそう見られるものではない。
バトルもかなり盛り上がって見所がたくさん詰まった回



良い

日常回が面白くてゴブリンスレイヤーを取り巻く人間関係が楽しい回だった。
素顔でギルドにきたゴブリンスレイヤーさんに気づかないランサーさんのやりとりも良かったし、魔女さんだけが気づいたというさりげない会話の演出がニクい。
宴会には受付嬢さんや牛飼娘さんも参加して、ゴブリンスレイヤーさんが引退したあとの話も出たりして世界観が濃くなったのが素晴らしい。
牛飼娘さんは幼馴染でゴブリンスレイヤーとの絆が深すぎるのがわかって確かな満足を感じた。



全体
良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

TV版のストーリーがうろ覚えのため比較ができないが、abemaで観ていて2時間弱が短く感じるくらい適切に詰め込まれたストーリーが楽しかった。
総集編という宣伝だったが、声は新規録音でそれがはっきりわかるくらいルルーシュの声が低い声で全体的に統一されていて劇場作品という一体感があった。
OPもFlowの懐かしい1期の曲が使われていて、クロヴィス殺害から藤堂救出作戦までの大胆な繋がりも当時の記憶を思い出すには贅沢な尺がとられていたと思う。
戦闘シーンは特にランスロットの動きが凄く良かった。
TV版に比べて見せ場を多く用意するのが難しかったと思うが、それでもランスロットとスザクの強さを実感するには十分すぎたし、ルルーシュの計算を力技のみで無理やり曲げていく反則じみた姿は楽しかった。
コックピットの部分が破壊されてスザクの姿を認識したときのルルの取り乱す様はもうこれだけで映画を見た価値があったと感じる。
新規部分ではシュナイゼルの姿が早めに描写されており、また玉城の声が檜山修之氏に代わったのが結構印象に残った場面だった。
エンディングの切り方もまた印象に残る場面で終わっており、続きが非常に気になる素晴らしい(ある意味卑怯な)引きであった。
スザクにギアスをかける提案をCCに受けたルルが激しい拒絶を見せる場面とナナリーのために覇道を歩む決心をするラストで締めるのは映画のオチとしても秀逸でとても良いと感じた。



良い

ブギーポップという作品のラスボスと位置づけられている水無星透子さん…これはこれで可愛らしく描かれていて緒方絵との差異を強く感じるがありといえばありといった感想。
花澤香菜ボイスに貫禄があり、なおかつ繊細な囁きが合ってると思う。
飛鳥井先生は小説から得たイメージ通りで期待が持てる。
人物の本質的に飛鳥井先生は善の人なのだが、バックについた透子は世界の敵認定された人なのだということを意識してみないとこの物語は惑わされることになる。
ラストの悠木ブギーは前話より自然な喋りに聞こえてびっくりした。
上手い修正をしてきて演者もプロだなと思わせる演技が見れて満足した。
谷口正樹と織機綺がチラ見せで、二人の物語は好きなので期待



普通

満を持して弓道の田中君登場から始まる。
1話から神木城は田中志郎と付き合っているということがアピールされていたからこれは唐突な話ではない。
解決編という位置づけの3話目だからかもしれないが、原作1巻の後半に豪快にショートカットして一気にページが飛んだ気がする。
尺の都合上、早乙女正美の世界の敵発言が早い早い。
エコーズvsマンティコアの戦いもシュールだった。このシーンは緒方氏の旧作ブギーの原作漫画の方が良かったかも。
今回唯一良かったのはマンティコアの竹達彩奈の演技のみ。
やっぱり限られた時間で笑わないの原作1巻を消化しなくてはならなくてダイジェスト+ダイジェストの繋ぎになるのは仕方ないのかなぁ。
この「笑わない」の後日談的な話になるのが昔にアニメ化されたブギーポップファントムなので、そちらの入門編としてギリギリ見れる程度にはよく出来ていたという印象をもった。



普通

2話は1話で語られた怪物の正体についての話が本格的に始まる。
学校に蔓延する怪しい薬を調査する霧間凪。
凪のイメージは新アニメの方はそんなに違和感を感じなかった。
旧作の浅川悠よりこちらの方が歳相応に聞こえるのが良い。
早乙女正美とマンティコアの関係は結構丁寧に描写されていて良かった。
若干マンティコアの知能が原作より下げられる気がする(頭のいい設定なのに頭の弱い感じ)
エコーズは重要キャラだけどアニメのテンポが速すぎて原作未読者に通じるのかどうかは不安になった。
神木城は回想終了とともに死んでいるという場面を見せたわけでそこから感情移入が難しいだろう。(当然原作は神木城の生死はすぐには明かさないし、時系列がここまで前後しない)



良い

1話を観た率直な感想をいうと、宮下藤花がブギーポップになったときの人格の声の演技に非常にダメ出しをしたいと思った。
旧作の清水香里が担当したブギーポップが良すぎた感がある。
悠木ブギーは宮下とブギーの演じ分けが少し足りない。
ストーリー自体は原作小説1巻の流れを再現していてカットされたシーン以外はあまり違和感を感じなかった。
冒頭の神木城の後輩の彼氏の話で弓道のポーズするところとか、短い時間にさりげなく画面に情報を散りばめて工夫してる点は評価する。
原作未読の方には竹田君と男人格であるブギーとの短い友情を楽しんでもらえると良い…はずなのだがアニメ化の弊害でブギーと竹田先輩との会話を丸ごとカットされたため、出会ってすぐ別れが来るという構成はちょっと難易度が高い気もした。
危機が去るのが早すぎる。(しかしこれは原作通り)
さらにアニメのキャラデザは原作デザインからずらりと変えてしまったため、原作既読の信者でも「こんな感じだっけ?」という違和感は常に感じながら観ていると思う。
苦しい表現だが、ガラリとデザインを変えたことで原作既読者でもある種新鮮な思いでアニメを楽しむことが出来るのではないだろうか。



良い

阿良々木君にあの有名な数学ガールのような女の子がいて美しい思い出があったということが語られる。
名前を聞かないことを契約の条件に持ち出してきたのは彼女なのに、阿良々木君はそれを律儀に守っているだけで逆切れしてくる老倉先輩は扇ちゃんの言葉を借りると「アンフェア」なのだろうか。
このことを忘れてた阿良々木の自己弁護があるのかと思いきや、その理由もあるところに感心がいく。
シンキングタイム。きっちり120秒。
ここはメトロノームの演出とともに視聴者に向けてしっかり考えてもらいたかったはず。
答えは記憶違いではなく勘違い。
羽川さんが登場すると一気に展開が解決に向かう。
彼女のふわっとした描写はつい見とれてしまう。



良い

この話のキーパーソン老倉育の畳みかける言葉一つ一つが怖い。
シャフトのイメージがどこまでイメージなのかわからないが、登校時間で長話してる謎空間になっているという疑問に回想だからと済ませた解答を提示する部分にちょっと騙された感じがする。
だけど、その感じはモンティホール問題を例に出された手紙によって次の場面に綺麗に繋がっていくのでなかなか面白い。



良い

冒頭の語りの中にあるオイラーの等式を用いた扇ちゃんのセリフ「とりたてて0になるなら計算しなくてもいい」
いや、0になることを計算して証明しないといけないのではないのかと凡人はすぐに反論してしまいそうなところにこの作品の思慮深い部分が垣間見れた気がする。
今回のシリーズは扇ちゃんと阿良々木が教室に閉じ込められたところから始まり、クローズドミステリーの様相で話が進むから先が気になる。
全てを知ってそうで小馬鹿にしたような忍野扇は個性的でこの作品ならではの中毒性を感じた。
初登場の老倉育(おいくらそだち)…ニックネームがハウマッチとは言葉遊びが面白い。
学級裁判の話に及び、老倉と戦場ヶ原以外のモブ生徒をネームで表示し、空き机と椅子しかあくまで映さない演出はなんといっていいのか分からない。
羽川さんのサービスカットで終わるのは実にこの物語らしくて良い



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