この作品は本当にEDテーマの歌が良くて
いぬやしきという作品のカラーが全てEDテーマの歌に乗っていることにまず感動しました。
主人公の歳のわりには老けている犬屋敷さんが機械の身体を得て自分の使命に目覚めていく感じは爽快感があったし、現代医療では治せない難病の人を治すという奇跡をおこなっていくところはやはり涙なしには見れない凄く感動した描写でした。
獅子神くんが更生しそうで、その瞬間にやっぱり自らの罪によって彼の平和が壊れていくところなんかも凄く共感できて面白かったし、彼の母親が自殺してしまうというところは悲しみのピークだったように感じました。
ネットの書き込みした人や警察に対して虐殺行為を行ったという映像化に非常にデリケートな部分も頑張って映像化していたし、やはり原作で見た迫力がうまくアニメに乗っていたのが好印象でした。
獅子神の友達のチョッコー君が犬屋敷さんの方と友達関係になり、歳の差を超えた友情描写も凄く面白く感じました。
ただ、不満があるとすれば犬屋敷さんの声優が小日向文世さんで棒読み気味なのがずっと続くのでここはやっぱり好きになれるかというと若干の冷めが出てくる。
ラストは隕石の上でこうするしかなかったと超常の力を持った犬屋敷さんと獅子神は両方消えて世界は救われるわけだけど、オチとしてはやっぱりこれはつまらないと今でも思う。
チョッコーと犬屋敷さんの友情はもっと見たかったし、犬屋敷さんの人助けとか家族の描写はもっとストーリーとして続けられても良かったし、見たかった。
あまりに規定されたカーブを描いた始まりから終わりだったのが気に入らない、そんな作品でした。
観て良かった作品であったことは間違いないです。
山路和弘さんのファンなので、山路さんのかっこいいじいさんが観れるかなと思ってamazonプライムビデオで視聴しました。
原作も話題作ということは耳にしていて、1話から最終回までしっかり完結した原作を映像作品として完成度高く落とし込まれていて面白かったです。
時間が止まった世界で宗教団体と戦う家族ということで、本当に世界観が作り込まれており、道中どうなるのか本当にハラハラしながら最後まで楽しめました。
オチとしては、能登麻美子さん演じる謎の女性を1話の冒頭で少し明かされてからのスタートだったのでこれがラストに繋がるフェアな構成なのかもしれませんが、そうするならもっとそっちの過去話も膨らませてしっかり最後まで観たかった気持ちもあります。
でも11話で本当に重い決断をして、家族ともお別れをするというシーンは泣けました。
12話ラストはどうなっちゃうんだろうと引きも最高潮で予想してても辛い展開にすごく印象に残る作品になったと思います。
ハッピーエンドで終わってよかった。
山路さんの演技目当てでしたが、本当に全員のキャストがハマっていて面白かったです。
前情報を知らず、abemaTVでちらっと流し見して中身のなさそうな萌えアニメやってるなぁっていう印象を受け、最初は全く眼中になかった作品でした。
しかし、amazonプライムビデオの方のおすすめにあり、BGMのつもりで第01話から再生してみたら、何故か妙に画面の美しさに魅了されてしまって気が付いたら全12話を何度もリピートしてみるくらい気に入ってしまいました。
最初に感じたマイナスイメージは一体…
主役5人はみんな容姿と声が凄くマッチしていて可愛い。
リンちゃんのゆるい喋り方、ジト目の可愛さと、ほんわかしてるなでしこちゃん。
斎藤さんの優し気な声に、あおいちゃんのはんなりした喋り方や大垣隊長のリーダーシップ。
なでしこ姉やグビ姉といった年上のキャラクターもしっかりサポートが入って、台詞が物語の邪魔にならないくらいの配分だったのが好印象。
そんな奇跡的なキャタクターバランスがゆるキャンにはありました。
強烈なオチもなく、事件もなく、淡々としたBGMにゆるーく景色を見せて、キャンプ料理を楽しむ。
そんなアニメでリラックスした気持ちにさせてくれて、なんとなくアウトドアにいってみたいなと思う描写がいっぱいある。
久しぶりにアニメで幸せな時間を味わえました。
OPEDの曲もスルメ曲で凄く癒される。
生活感があり日常の延長上の話で、本当に2期が、続きがもっと観たいなと思わせてくれる作品でした。
ゆるキャンの女子高生羨ましいです。
アニメのロケ地が実際にあっていく気になればキャンプだっていけちゃう、作品の登場人物の気持ちに一番寄り添えるという現実感はゆるキャンが一番感じるのではないでしょうか。