中途半端なところで終わった
独特な世界感と高クオリティの映像に引き込まれた
特に現実の写実的な背景と夢のコミカルな敵キャラの対比と、フェチズムを感じるキャラクターの細かい動きがとても良かった
どこかで見たような話の展開、キャラの設定、演出のオンパレードで正しく最大公約数的なアニメだった
序盤はお約束をわかっている視聴者にかなり依存した急で歯抜けな展開だった
中盤からは説明が増えてわかりやすくなった印象
壮大な世界観のはずなのだが回想やセリフで説明するためハリボテ感があった
味方サイド一人ひとり当番のように回っていく伝説のカード回や覚醒回は他にやりようがなかったのだろうか
バトル描写とゲームのルールのかみ合わせが悪かったように思う
毎回同じような話をしていて飽きるかと思ったが随時投入される身内キャラがいい味を出していて意外に最後まで見れた
最後をクロの話でまとめたのは綺麗だしいろいろな部分で納得がいった
たまに今明らかに説明を端折ったなというのが分かる箇所があったのが気になった
序盤〜中盤ずっと話やテンポがグダグダだったのでどうなるかと思ったが何度かのテコ入れで無難な感じにまとまったと思う
途中からキャラやストーリーの比重を上げたのでホビーの良さはいまいち伝わらなかった
ケーブの人たちとダークスピーナーたち(と共通の敵)とのイザコザで終わってしまい、一般人があまり出てこなかったので地球という規模感に対して内輪みが強い
内輪みを影で戦うと言うにしてはみんなのヒーロー描写もあったのでその辺も中途半端
あと説明的すぎるナレーションが好きになれなかった
キャラクターがたくさん出てきて楽しかった
それぞれ最低限の説明はあったのでゲームへの導入として良かった
ストーリーはあるにはあるけどそこまで重要じゃないのかな
最後の敵を倒すあたりのまとめ方はかなり強引に感じたが、全体を通してドタバタしているので勢いで見れた
各バンドの曲がそれぞれ毛色が違っててとても良かった
とても楽しく興味深く見れた
アニメでやる意味はあまり感じられなかったが
世界観や各キャラクターの立ち位置などの構成が上手だった
30分が長く感じた回もあったので1題材15分くらいがちょうどいいかもしれない
締めの天使の話はあまり盛り上がれなかったが他はないかな
OPが長く感じて飽きる
毎回裏世界での話がなんか怖いものに会うという似たような話で間延び感があった
裏世界の画も地味でおもしろくなかった
二人の関係が1話からほとんど進展せず最終話で突然互いの気持ちを再確認するのはとりあえず感があってイマイチ
徐々に変化していく描写があれば毎話同じようなことをやっていても二人の気持ちを軸にして見れたかも
ネットロアという題材がおもしろそうだっただけに活かせていなかったのが惜しい