とらドラ!
今年は寅年なので、とらにちなんで久々に「とらドラ!」をみた。
未だに一番好きなラブコメかもしれない。「とらドラ!」か「めぞん一刻」だろうな。
この高須隆二と逢坂大河の関係こそが理想の恋人同士なのだろう。似たもの同士ではなく互いの不足を補い合う存在。
この二人がお互いの気持ちに気づいてく過程。
ヒロインである逢坂大河の何も持たない、すべて捨ててでも正直に生きる魂が、最高にかっこいい。打算とか計算とか保険とかまったくない。
生徒会長への殴り込みシーンとクリスマス号泣シーンとスキー旅行の「どうしたって・・・」は3つとも号泣シーン。
個人的には「クラナド」「宇宙よりも遠い場所」に並ぶ泣きアニメ。
他にも泣けるアニメはあるが、「とらドラ!」含めこの3作品が至高。
アニメ「電脳コイル」の監督作品。近未来SFアニメ。
人工衛星に旅行に行けるようになった近未来に、スペースデブリによる被害で宇宙にあるコロニー内でのサバイバル。
薄い壁を隔てた向こうは絶対零度の真空。気圧の差でドアが開いたり開かなかったりする。
アニメなのでどこまでリアルかは知らない。
物語の一人に暴走した人工知能が延命のために人間の脳に埋め込んだインプラント。そこには人類の知能を遥かに超えたAIからのメッセージがありそう。
人類が宇宙に旅たつときの課題の一つ。AIとは、宇宙しか知らない子供たち。仮想現実。すごい時代に生きていることを実感できる。
アニメの制作アニメは「シロバコ」「げんしけん」などがあるが、この作品は金森氏のプロデューサー目線が面白い。
オタクの空想・妄想VS現実・お金という対比になっている。
設計・アニメーター・プロデューサーの3人でアニメが作れるわけがなく、現実的ではないのだか。
芝浜高校の他の部活・生徒会も独特でユニークな世界観になっている。
モラトリアムという言葉がよく出るが、このアニメの世界観はまんまモラトリアムの実験場だ。
今日は「宇宙よりも遠い場所」の制作スタッフが作成した「グッバイ、ドングリーズ」を見に行ってきた。「宇宙よりも遠い場所」で感涙した身としては期待が高くなるのはしょうがない。
おおまかな感想としては、90分はこの物語をやるには短過ぎた。ドングリーズ3人の関係が深く描けていないと思う。そのため説得力が弱く感動までは至らなかった。
「宇宙よりも遠い場所」が少女の物語ならば、「グッバイ、ドングリーズ」は少年の話だ。
そして2作とも監督が訴えているのは「日本から出ろ!」に尽きる。
「宇宙よりも遠い場所」は南極だったが、「グッバイ、ドングリーズ」はアイスランドだ。
日本という国からは若いうちに出たほうがいい。この国に止まっても得るものは少ないように思う。
世界は広く、そしていまでは世界中のどこにでもアクセスできる。だから外に出ろって思う。そしたら思うだろう。
史上最高の映像作品「宇宙よりも遠い場所」。
泣きポイントが多すぎて、見どころが語り尽くせいないほど最高傑作の作品。
報瀬が今までお母さんに送ったメール着信はいつ見ても鳥肌もの。
三宅日向をかばうシーンも涙腺崩壊。
めぐっちゃんが北極にいるのも大感動。
なにもかもが美しい伏線回収。
ボッジが最終話に王様をやめてカゲと一緒に自分の国を作るために旅に出るエンドだ。
このアニメは物語は、基本、善人しか出てこない。
悪役もテンプレートなキャラばかりだ。まるでNPCのようだ。
絵本みたいなアニメ。それが王様ランキングだ。
そう絵本なのだ。善人しかいない。悪人すら善人だ。
むしろ一般人が悪そのものだ。悪役の敵よりも一般人が悪。
一般人という形のない何かこそ、明確な悪よりもタチが悪いとこの絵本は警告を鳴らしているのかもしれない。
アニメ「タイガー&バニー」の続編アニメをみた。
相棒制度を入れたヒーローがお互いの相棒の悩みに付き合いつつ成長していく物語。
久々に見たブルーローズは綺麗で可愛かったし、スカイハイも相変わらず「スカイハイそしてスカイハイ」で楽しい。昔見たヒーローアニメが変わらず動いている様はやはり面白い。
バーナビーが友達と食事にいくって話で、自宅の観葉植物に「チアー!」と言って乾杯した回はやばかった。
やはりバーナビーが一番優秀だし、虎徹が一番熱くておっさん!それがいい。
なんとなく中途半端に終わった気がするので、続編を期待しています。
早くバーナビーと飲みに行くんだ!!
「王様ランキング」「スパイファミリー」のWIT STUDIOで脚本が「まどか☆マギカ」の虚淵玄、そしてキャラデザが「デスノート」「ヒカルの碁」「バクマン」の小畑健。盤石の布陣である。
感想としてはとても感動した。最後はウルッと来てしまった。人魚姫のオマージュ作品なのだが、パルクールのかっこよさはアニメでしか表現できない美しさだったし、人間関係もすっきりとまとまっていた。
童話「人魚姫」のラスト、泡になった人魚姫は本当に可哀想だったのか。その答えがこの映画で分かった気がする。