銃撃戦がとにかくアツくて良かったけど, ヨルムンガンドが発動した後の話までやってほしかった。
原作もここで終わりらしいので, ヨルムンガンド発動後どうなったかは謎のままか…
※ネタバレあり※
劇的なクライマックスを予想していたけど, 案外あっけなく終わってしまった感。
旧劇場版の時もそうだったけど, あの精神描写はなんとなく苦手だな。よくわからない。
実写とか原画のような描写とかTV版のタイトルとかを作中に取り入れるのは, エヴァの世界観から急激に現実世界に引き戻されて没入感が減ってしまうので私は好きになれない。
ヴンダーの出自とか, Qでは謎だった要素の一部が解明されたのは良かったけど, ニアサードインパクトを加持が止めた時の様子とか, アスカが左目に使徒を封印した経緯とか, 破の最後の「次回予告」にあった内容とか, そういった比較的"謎"な経緯の描写が新劇場版全編を通してなかったのは残念。
作品の内容的には旧劇場版と重なるシーンが幾つもあって, 作品タイトルの「 𝄇 」の通りこれまでの経緯を含めての「やり直し」なのかなと感じている。
貞本エヴァと方向性は似ている気がする。観終わった直後はちょっと物足りないような気がして「9年待ってこれかぁ」と思ったけど, ちょっと見返すとこれはこれでエヴァらしい良い終わり方かとある意味納得した。
エヴァは救いのない物語かと思っていたけど, しこりは残るもののTV版と旧劇場版を通して大局的にはハッピーエンドな物語であったことはちょっと意外だった。
みんなそれぞれの生命体に戻って良かったね。
フラクタルにどっぷり使ったクレインが, 最初は「テロリスト」と呼んでいたロストミレニアムの人達の考えを次第に自分に取り込んでいっているのは, 人間は人間らしい生活を無意識的に求めてしまうのかなと思った。
クレインはエッチなことはしていないのに, エッチ呼ばわりされていたのがめちゃくちゃ好き。
特に「エッチなことはほどほどにな」とか「お前もエッチ入門か?」みたいなセリフが狂おしいほど好きだった。
むしろエッチなことをしていたのはバローの方だよね?