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全体
良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

ディジェかっこいい
最初のほうでキャラクターの作画というか、個人的には塗り?がなんか違和感感じたけど
見てたら慣れたし言われてるほど気にならなかった。
あと成長したミネバ様の御尊顔の評判がよくないみたいだけど、あいつの娘だぞ分かってんのかっていう(笑)
それより自分としては今回の中心人物3人がオーガスタ研究所出身の強化人間(厳密には強化人間ではない?)ということもあって、はじめの方で感情移入が難しかった。あと年齢とかもあって自分とは立場のだいぶ遠いひとたちの物語として見てた。もうちょっと幼少期の描写とかに親近感が湧けばよかったんだけど。
でも、ストーリー進んでいくなかで3人の関係性が見えてきてけっこう話に入り込めた良かった。
あとジンネマンと彼も出てきて満足。ラストもよかった。

で、面白かったしわりと感動したけど、どうしてもPV感とかUCの焼き直し感が少し頭に残ってしまったままだったのでぼんやりと考察してたんだけど、
まずモビルスーツのPVを見ている感がしたのは商業的に仕方ないところもあるし置いといて、焼き直し感についてはじつは福井さんやスタッフのみなさんの意図もあるのかなと穿ってみたりした。
作中でシャアの出来損ないクンが言ってたセリフで印象的だったのが「あんな奇跡を見ても結局だれも何も変わらなかった」とか「結局みんな忘れてしまっているじゃないか」みたいなのがあったと思うんだけど、もしかしたらこの辺がポイントで福井さんたちとしてはUCのラストをオカルトと揶揄されちゃったこととか、前作で伝わりきれなかったNT理論とかへの価値観の隔たりみたいなのに対する視聴者へのあわせ鏡とか回答として文字通り「語り尽くす(ナラティブ)」という目的がこの作品にあったんじゃないかなと勝手に妄想してみると多少納得がいく気がした。今回これでもかというくらいニュータイプ理論他もろもろについての解釈を語り尽くしてたし、今回のラストもオカルトといえばオカルトだろうけど、さすがにサイコフレームやら何やらでここまで裏付けとか説明してあげればオカルトとレッテル張る人間でも伝えたい話の筋道くらいは理解できるやろ、と。
このあたりは心理学用語とかでナラティブアプローチってあるけどそこからもタイトルを取ったかもなと仮定すると”こうまで語り尽くさないと伝わらないか”、”じゃあ分かりやすく語り尽くしてあげるよ”みたいな意図が見え隠れしているように感じて、だいぶ前から『コンテンツのおかゆ化』なんて言葉を作って警鐘していた側として、UCのあれで伝わらなかった人が大勢いたかという悔しさとか、商業的な都合は差し置くとして本来であればUCで完結していたような話をしかも後日談としてあえて準うような展開にしながら説明過多にしていた目的がこのあたりにあるんでないかなあと思ったり…
自分としては今回もガンダム作品として充分面白かったけど個人的にUCでもうやったのにこんな展開や表現にしなくてよくない?みたいな違和感へ勝手に答えをだすとしたら作り手側の気持ちも踏まえてこんな感じかなと勝手に思った(おわり。)

備忘の追記:今回観てたなかで、鳥が物語のキーになってるはずなのになんか作品を描いてる人たちの中に鳥好きが一人も居ないんじゃないのって疑念を持っていたことを忘れてた。序盤のカモメとか3Dとかで仕方ないにしてもプラスチックのモビールかって思ったし、せっかくラストのあたりももっともっとエモーショナルに描けたんじゃないかなってなんとなく思った(追記おわり)



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