影や、天気を使った演出や、絵や動き、セリフの端々で心情表現して
キャラクターの内面に深く掘り下げていくところは、TVシリーズから変わらず、引き込まれるものだった。
ただ、TVシリーズほどの時間をかけて関係構築を描けないので、総集編を観ているように感じてしまったのが無念です。
多分もう1回ぐらい観に行くか、原作で補完しないと消化不良
劇場で観ているときは群像劇的に各エピソードが気になって、次から次に起こる感情に整理しきれないところもありましたが、
家に帰って思い返すと、各エピソードが久美子が“今は後悔しないよう、全力で音楽と向き合いたい。そして何か核心を掴みたい”
と再確認するために配置されていたように思える。
これはTVシリーズでお姉ちゃんや明日香先輩、そして麗奈からもらった気持ちで、
今作でも、変化していく立場や関係に振り回されながらも、
加部先輩の気持ちを受け取ったことや、麗奈との大吉山でのやり取り、奏の説得で再確認していったのだと思う。
秀一とのカップル解消も、やらない・できない言い訳に秀一との関係を使ってしまいたくないってのがあったのかなぁ
秀一も橋の上で悔しいと叫んだ仲なので、久美子の想いは共感できたのでは?
以下箇条書き感想