6月は毎年ひぐらしのなく頃にを見返すのだが、今年は十数年ぶりにひぐらしのなく頃に初見の6月となり心躍った。
「業」を一気見した結果、「卒」を見てみないとなんとも言い難いという感想。
前作の1期、2期は視聴必須かと感じる。悪いことは言わないから観ておいたほうがよいよ。
また、「業」を見るなら「卒」まで見る覚悟で。
心の弱い人はいったん、「業」は観ないでおいて、「卒」の評判を聞いてからのほうが安全。
梨花が主人公の世界から、どうやら実は沙都子が悪役っぽいぞとなり
沙都子が主人公の世界観に変わる。
鷹野は悪役にもそうなった理由があるのね...と納得感と同情を感じられたが
どうも沙都子にはそう感じられなかった。
いや、沙都子、それはいくらなんでもいかんでしょう...ってなってしまい、
沙都子の行動をいちいち否定的に見てしまったので、余計なフィルタになったように感じる。
私が盤面やルール設定の謎解が楽しいと感じるのは、人物への共感ありきだったんだなぁと感じた。
物語を推進するのは沙都子の怨念、子供のままでいたいという願い、あの頃に戻りたい気持ち。
ループを脱した結果、新たに発生した、田舎を捨てること、変化していくことの否定
幸福な時間が毒となって沙都子を縛っている。
反転アンチ、執着心方向で歪に発展した「愛」に落ちた人間の救済とは?とうところがゴールになるのだろうか?
前作の「仲間を信じて結束し最後まで自分のできることを諦めないことで、どんな運命を覆す奇跡だって起こせる」という結論を使わずに、今回はどうやって救済がされるのかに期待。
「運命はより強い意思によって収束する」のルールはまだ残っているので、「強い意思」のインフレ返しにならないといいなぁ。
闇落ちした人は改心すると死ぬ因果応報パターンや、闇落ちしたままメリバのパターンもいやだなぁ。
もしも前作の罪で一線超えている、鷹野、悟史、沙都子のうちメインキャラの沙都子に白羽の矢が立ち、
業に囚われるピエロとして配置されているのであれば、そこも含めて救ってあげて欲しいとは思う。
鷹野は羽入に許されたので、沙都子は最後にエウアに許さるのだろうか?
エウアの名づけを沙都子がしたこともキーポイントになりそうなので注目。
エウアは愉悦系神様。
キャラクターの行動を観察して繰り返し七転八倒する様を面白がるていうのは
クリエイターや視聴者側を反映してるのかな?
羽入は傍観者からプレイヤーになることで、
視聴者へのお前も傷つくことを恐れずに人を信じろというメッセージが強くなったように感じますが、
はたしてエウアは世界に干渉するようになるのでしょうか?
まだ明かされていない真の目的があるのでしょうか?
以下あまり建設的でないツッコミと感想
・グロに寄せたのが好きじゃない。ホラー、サスペンスというよりスプラッター系。
・成長した沙都子カワイイ。
・大学生レナの演技が抜群。最高。
・1週目の学校生活でL5再発しないのかい?よく耐えれましたね
・2週目も落ちこぼれになる沙都子に申し訳ないが笑った。凡人ならループ中に勉強すると思います。補修で何をしていたのでしょうか。まさか沙都子か落ちこぼれになることに誰かの強い意志が介入している!?
・最初の死に戻りの潔さもすごい。凡人なら死に戻りなんて信じられませんわ。
・トランプめくるたびに実際は自殺してる?ドヤ顔で神経衰弱を間違ったからって、友達が目の前で自殺したらL5発症するわ。
・きれいな鉄平なんて見とうない!心が弱ってるだけで本質は変わらないクズだと信じてる