ガランはなぜあそこまでして、ラスタルに尽くしていたのだろう。友って言ってたけど。
ヒューマンデブリの最期が今んところ昭弘以外悲惨すぎるだろ。
死んでいった者たちの意志を推しはかり、目の前のものを壊し続ける両者。「憎しみが憎しみを生む」というのは、この世で最も理解されているが、抗い難いものの一つなのかもしれない。
地獄へまっしぐら。
自分で決めていると思い込んでいるが、気づかないうちに環境がそうさせていることに気づけない面々。ビスケットが死んだ時に彼の死の意味をどう解釈するかが、結末の分かれ道だったな。
ここでビスケットを退場させるのグロテスクだけど、嫌いじゃない。明日何かをする約束をしたからといって、その明日が訪れるかはわからない。自分達は偶然が重なって、今断続的な毎日を送っているけれど、それが保証されているわけではない。現に今もこの世界でその毎日が保証されていない人がいる。
最近でパッと思いつくのだと「進撃の巨人」、そしてさらに究極的なところで「君の膵臓を食べたい」で表現されたものと根本的に同質。
千鶴が女優になりたいと言い出した時に興奮してたのがおじいちゃんだけで、おばあちゃんの表情は心配そうだったのはよかった。
普段はハマってるおバカBGMがシリアスな展開を悉く台無しにしてて残念。どうしたって深刻さを感じられずいまいち感情移入できないので、ダメなとこばかりが目についてしまう。
そもそも業界とコネもなければ大学で一緒に作る仲間もいないただの一経営学部生が、ひと月そこらでクラファン立てて自主制作できるとは思えない。
さすがに非現実的すぎる。
地球外円軌道統制統合艦隊
ビスケットと団長のすれ違い。でっかくなりたいねぇ。オルガの決断の動機が「自分が背負うもののため」から、「単純な名声や名誉欲」の方向に傾いた回。こうなってくるともはや犠牲は避けられまい。オルガのこれまでの意思決定を支えてきたビスケットも直感的にその動機の変化に気付いたのだろう。
フミタン自身をもっと掘り下げて欲しかった。
彼女自身もスラム出身だけど、どういう成り行きで今の仕事をしてるのか。正しさと現実の間の葛藤をどう生きたのか。常に揺れてる描写はあったわけだけど、もう一歩ってところ。助けるところも個人的にはもっとあざとい演出して欲しかった。(フラッシュバックはベタすぎだし淡白に感じた)
?なところもそこそこ。
クーデリアそれは普通ならさすがに死んじゃうよ。とか。フミタンこうそくいどうとか。ギャラルホルンがリアルタイムの民放テレビの取材班をなんで許しちゃってんのとか。リアルタイムで流されたら情報統制もクソもないでしょうがと。
その辺期待してもいいアニメだと思ってたけどなぁ。
三日月はなぜクーデリアと口づけを交わしたのか。
クーデリアの優しさに気づいてか、はたまた自分を「人間」として保つためか。あからさまに「こうである」と断定しない美学を感じる。
悪魔災害...へええ~
「なんか知らんけど悪魔が悪さするんだぁ」
以上。
残りの話数的にもこの世界にとって悪魔(アスモデウス)がどういう存在なのか、なんで共存を図ろうとするのか「悪さする」以上の何かなのか。語られることはなさそうだなぁ。現実と接続点のないフィクションって個人的に観てても面白いと思わないな。
山下さんの演技あっぱれ。
武虎さんめちゃくちゃ好き笑
悪役を魅力的な悪役にするボイス。
あそこまで絶望の淵に追いやられると、人は自己防衛のために期待をしなくなる。彼にとって「自己」はとっくの昔に諦めたもので、唯一の望みは「他者」である家族だったか、苦しいな。
隊員それぞれが何を希望に明日を生きてるかがかいま見えた回。タカキ前の妹との通話シーンと相まって、死亡フラグビンビンだったけど、なんとか耐えた
いい話だったし、ちょっと緩んだ。
やはり記憶を吸い取る設定が効いてていいな。
前回の変な金髪監視やろうが蛇足だっただけで本筋はしっかりしてるし、普通に良作。