Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

恋が始まる瞬間はいつだって美しいけど、少し切ない。
今回のお話はこれまでを通して1番好き。多田くんがようやく一歩進んだ発言をした事が個人的にはかなりスッキリした。

これまでの多田くんは少し引いてるというか、どこか俯瞰的に物事を見てるイメージが強かった。テレサに対して甘いセリフを言う機会は何度だってあったけど、これまでのどの場面でもそのセリフを言うことは無く自分に置き換えて考えているような物静かなシーンばかりだった。
それが今回はまさにここぞと言う場面で一撃必殺かのごとくテレサに自身の考えをぶつけた。
後悔をした意味。きっと多田くんは自分でテレサの話を咀嚼してきちんと伝えることができるその時まで待ってたんじゃないかなって感じた。

シャルルとアレクはテレサの恋心に気付いてるような感じだった。テレサのおみくじで待人が多田くんで、恋人はシャルルのようにも感じ取れた。だとすると、この先に待ってるのはどうしようもない恋心と別れの切なさ。でもシャルルは誰よりもテレサを考えてる。
この物語の辛いところは、シャルルも多田くんも両方が別にやんちゃなわけじゃなくどこまでも魅力的で紳士なこと。だからこそ、どう転んでも納得しなきゃいけないという辛さ.....

だんだん何の生産性のない、意味がわからない文章になってきたけどそれぐらい今回のお話は大きく物語が動き始めそうな予感とこれまでのフラストレーションを一気に解放してくれたお話だった。



Loading...