人と同じように、人体発火病原体によって天然の火を使うことができなくなった
神族が、忌むべき火を遠ざけておくために炎魔を造った――。
世界の真実を灯子と煌四が知るのと時を同じくして、神族の統治転覆を狙う〈蜘蛛〉たちが炎魔を
放ち、煌四が開発した強力な雷撃を落とす雷撃砲が工場に設置され、誘導用の雷瓶が各地に
埋められるなど、さまざまな思惑が首都に忍び寄っていた。
そして、遂に、最終戦争前に打ち上げられ、永らく虚空を彷徨っていた人工の星〈揺るる火〉が、
帰ってくる。
「千年彗星〈揺るる火〉を狩った火狩りは、〈火狩りの王〉と呼ばれるだろう」
首都すべての火狩りが千年彗星の帰還を知るなかで、煌四の父の形見でもある三日月鎌で
炎魔を狩った灯子。
神族を取りまとめる手揺姫(姫神)へ、願い文を届けようとする明楽。
父の狩り犬・かなたを送り届けてくれた恩人の灯子を、神族によって体を作り替えられた
妹・緋名子とともに守ろうとする煌四。
人々が必死に戦う中、神族は帰還した〈揺るる火〉を手揺姫の任を継ぐ者とするため、
ある娘を依巫にしようとしていた。
そして、灯子は、姫神たちの孤独と悲しみを知る。
千年彗星〈揺るる火〉を狩り、新たな世界の統治者〈火狩りの王〉となるのは誰なのか。
灯子と煌四。運命に導かれた二人が解き明かしていく世界の秘密、そして彼らが選ぶ未来は――。
3.1/5
原作未読
世界観とか展開はあとから振り返ると良かったけどリアルタイムで見てるとあまり拾えなかった
映像が耐えられてなかった感ある
多分一気見した方が面白い