荒廃した世界で、無気力に働いている人々。そんな世界にひっそりとある古ぼけたアパート。 そこに住んでいる記憶のない女ハタ子と、記憶に取り憑かれた寝たきりの老人。 「この杖をあのパイプの根元に持っていって欲しい」滞納している家賃をチャラにしてもらうため、大家である老人の頼み事を引き受けたハタ子。 老人の記憶に取り残された真実と交差しながらハタ子は相棒犬パンチと共にパイプの根元を目指して地下深く潜っていく・・・
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