全体
ギャグ要素とシリアス要素が程よく混ざり合って調和している作品だった。
キャラクター
常軌を逸するほどのお人よしに、途中、透というキャラに恐怖を覚えた。
しかし、26話見終わって気づいたのは、透はお人よしという言葉よりも、
慈悲深いという言葉の方が適切かもしれないということだ。
求めている言葉をさらりとそれも本心から言ってくれる存在は得難く、
透を大切にしたいと思う登場人物が多いのも非常に納得がいった。
ストーリー
少女漫画というジャンルの奥深さを感じずにはいられない作品であった。
辛いこと、苦しいこと、コンプレックス、絶望、諦め、そういった負の部分をしっかりと見据えたうえで、温かさで包み込んでいくお話が多かった。
中には包み込めないほどどうしようもない話もあったが、受け入れてくれる存在を示すことで
救いを感じることができた。
24話~26話の重さは随一。
映像
良くはないが、自分にとっては必要十分だった。
音楽
気になるようなものはなく、ストーリーに集中できた。
OPは素晴らしいの一言。