<視聴日>
視聴2024.9.24
<評価:S>
ノスタルジックな気持ちになれる。
「産まれた土地から出ていけないだろう」ってセリフを聞くとうるっと来てしまう。地元にネガティブな想いがあったぺぺも、最後には晴れ晴れとした気持ちで巣立っていけたのかな。エルナンデスの歌が流れながら走るときにそう思った。
男たちの本気のぶつかり合いinアンダルシア。
自転車競技を題材にした映画だけあって、作画のダイナミズムがすごい!
終盤の目玉でもあるラストスパートのシーンでは『わざと』作画を荒く描き、何倍にも迫力を感じさせる荒業を披露。
この手法はクレヨンしんちゃんのオトナ帝国でも終盤で使われていましたが、そちらに負けない作画になっていたと思います。
ネコが試合展開を大きく変えるシーンでは、事前に伏線が張られまくっていたこともあり、「こう来たか!」とうなりました。
兄弟で夢と女を奪い合い、涙を見せた日もあった……でもしっかり繋がり合ってるぺぺたちの関係がなんとも気持ちいい!
表面上はイヤがっているけれど、今でも地元の人たちが大切なんだろうなという空気を感じさせます。
バルの主人もジブリの流れをくむいいオヤジキャラをしてました。
インタビューシーンでパオパオビールを絶賛するシーンでは、あまりの皮肉につい笑みが。
『茄子』のタイトル通りラストはナスで締められ、その後は忌野清志郎のEDで余韻に浸らせる。
50分に満たない時間の中で、アンダルシアの地にトリップさせてくれる、満足度の高い作品でした。
03年とは思えないほどヌルヌル動くのヤバかった
評価 AA 77点
ノスタルジックな雰囲気がちょうどいい
クライマックスのBGMとゴールの演出が良かった。
ストーリーはシンプルなのになんども見たくなる。
タレント起用も、巧ければ不満はない。
元気が貰える1作。
漬けた茄子より、焼いた茄子が好きだけど。
特に何もなくひたすら自転車レースやるだけのアニメ。それがいい。それでいい。作画が大変だったろうなあ。
ラストスパートで顔の表情も作画もめちゃくちゃ気味に崩すのは良い演出だけどもう少し枚数かけて欲しかった