満足度:9/10 おすすめ度:★★★★☆
軽いノリのコメディ+ハーレム系ロボアニメ+ハードSFを組み合わせた有名作。地球と木星圏の勢力による戦争を描いたストーリーだ。
軽いのか重いのかよく分からないストーリー展開こそが、本作の1番の魅力ではないかと思う。食べ物に例えるならば「アイスの天ぷら」だろう。冷たくて温かい、その相反する2つが合わさるからこそ美味しいというアレだ。
本作は、ロボアニメの王道からは少し外れているきらいがある。主人公がコック兼パイロットだったり、英雄的な活躍を望むキャラクターがあっさりと退場したり、70年代のロボアニメを彷彿させる劇中劇が用意されていたり、全員がズッコケたりする昔ながらのギャグのノリがあったりする。
ヒロインが魅力的なのも本作が人気だった要因だろうか。
ド天然でマイペースな艦長「ミスマル・ユリカ」。
物静かだけど、たまに毒を吐くオペレーター「ホシノ・ルリ」。
特にホシノ・ルリ――通称「ルリルリ」の人気には凄まじいものがあった。
作中でルリルリが『あなたの一番になりたい』という曲を歌う回があるのだが、オンエア後、視聴者からの問い合わせが殺到。発売元であるキングレコードの電話回線がパンクしたという伝説のエピソードはあまりにも有名だろう。
るりかわいい
90年代のギャグノリには慣れが必要だが後半の怒涛の展開からは毎回目が離せない。
劇中劇とここまで真剣にファン目線で向き合い、物語へ影響したアニメは初めてかも。
そしていつ見てもルリルリはかわいい。
TV版自体はギャグ多数、テンポも正直よくない。
こういうのに対しては、宇宙を巡る壮大な敵対関係・しかしそこに秘められた衝撃の真実・戦いの果てに迎えるもの/ハッピーエンド、なんてのを期待するが これはちがう。あくまでタイトル通り「戦艦ナデシコ」がメインキャラクターたちにとってどういう場所かというのを描いている気がする。
せめて、アキト・ユリカの成長などはもう少し丁寧に描写してくれたらなとは思った。