人々が風と共に暮らす街・フウラシティでは、一年に一度だけ「風祭り」が開催されていた。
祭りの最終日にはルギアが現れ、人々はそこで恵みの風をもらう約束を昔から交わしていたと言う。
風祭りに参加していたサトシとピカチュウは、そこでリサ・カガチ・トリト・ヒスイ・ラルゴの5人の仲間たちと出会う。
それぞれが悩みを抱え、パートナーのポケモンとの一歩を踏み出せない中、みんなが出会う事で運命の歯車が動き出す。
ルギアとの約束は果たされるのか?果たしてゼラオラの正体は?今、みんなの物語が動き出す…。
「みんなの物語」のタイトル通り、皆で一つの大きな問題に取り組む中で、各登場人物それぞれの抱える問題が解決していく。キャラの数だけ物語があり、その一つひとつを子どもが飽きないギリギリの時間の中でも丹念に描いている。だから何度も泣かされる。
それぞれが悩みを抱え、ポケモンたちとの一歩を踏み出せない、そんなみんなの物語。子供向きではあるが、大人でも充分に楽しめる内容でした。ポケモンたちも可愛かったです。
サトシとポケモンを媒介にして”みんな”の抱える物語が進展していき、成長していくお話。
ダメ男なトリトとカガチが、最後にようやく自分を信じて立派な主人公になったのはかっこよかった。
そしてリサがかわいい。
レモネード少年ズの理不尽や、リサの陸上復帰やハンターのその後など、消化不良感はありましたが、概ね満足でした。
そして、フェチ感が感じられる映画でしたw
今回は登場人物が多く、それぞれに焦点が当たった分、サトシの手持ちポケモンがピカチュウだけ、というかなり極端になっていましたね(他はいるのかもしれませんが)
そして、サトシが主人公していない珍しい作品でもありました。
中身がかなり詰まっているので、上映時間以上に観た感じを与えられました。