★★★★★★★★★☆
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劇場版ということで、TV版より長い尺を生かして、ていねいにエピソード、伏線を重ねていっている印象を受けた。ニャンコ先生が分裂しちゃったあたりは笑っていたんだけど、そこから話が加速するように転がり始めて、ぐっと引き込まれた。そこまでのエピソードや伏線が結末に向けて収束していくさまは見事だった。
妖が背負うさだめが切なく、それがレイコ、そして貴志とも重なっていて。そのせいもあって貴志も見過ごせなかったのだろうし、見ているこちらの気持ちも近づけた。
劇場版だからといって、スケールの大きな話になることもなく。結末は切なかったけれど、あとに暖かい気持ちの残る、いつも通りやさしい物語だったと思う。田沼を始め友人たちや名取さん、犬の会も、テレビシリーズのメンバーも活躍して、大満足。ニャンコ先生もかわいかったしw
長尺だが普段通りでいい夏目である。設定が既に切なめの郷愁感…。おばショタやっぱ最高やな…。