星間旅客機DCL005が宇宙空間で爆発。乗員・乗客がひとり残らず亡くなるという事件が起こった。しかし被害者の家族から、保険請求は1件もなかった……。同じ頃、ディックという老人から行方不明になった息子、ドーネンシュターン博士の捜索依頼が出された。WWWAのコンピュータは、この2つの事件をケイとユリにゆだねる決定を降す。調査を開始した2人は、事件の背後に断熱材・イグノール流動体に関わる黒い陰謀があることを察知する。この流動体は、宇宙船の動力機関に革命を起こすほどの可能性を秘めた発明だったのだ。その研究者こそドーネンシュターン博士であり、彼が他国に亡命しようとして乗った宇宙船こそDCL005便だった! 博士とその家族以外の乗客データはダミーだったため、保険請求などが行われなっかったのだ。事件の黒幕が犯罪組織ルーシファだと知ったケイたちは、もう1人の依頼人・ディックと合流すると、ドーネンシュターンと家族が捕らわれている軍事衛星に突入する!