今までのガンダムにない新しい風を吹き込んでくれる、そんな予感のする一話だった。
決闘で女の子を奪い合うのは『ウテナ』、トマトが物語の取っ掛かりになるのは『スタァライト』みを感じる。ガンダムの世界にもついに百合の花が咲きそうな感じだが、この先立つ偉大な百合作品を思わせる演出は意図的なものなんだろうか?
戦闘面の演出も良かった。立派な武器を次々使い捨てていくグエルの戦法はいかにもお坊ちゃんらしいし、そんなグエルのディランザをビットステイヴで不動のまま瞬殺するエアリアルの姿は「普通のモビルスーツとは格が違う」ガンダムの異常性のよい演出となっていた。