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全体
良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
普通

原作未読。
浅野いにお氏がどれだけメジャーな作家なのかも知らない頭まっさらな状態で見に行ったが、これは大大大傑作が生まれる予感。
非日常が日常になった世界の、おんたんと門出と友人たちの日々そのものも面白いし、その裏でうごめく異常の見せ方も上手で観客の期待を煽ってくる。日常をさんざ見せてから、非日常と日常の摩擦で「上げて・落とす」演出にもショックを受けた。
「A線への恐れから市民活動に傾倒してしまった門出の母親」とか「『ネットの真実』に囚われてしまった小比類巻」といった設定は「震災以降の現実」を取り入れ、かつ解像度も高くて作品の実在感を上げている。

本格的な感想は後章(完結)を待たないといけないが、今のところ不安要素はゼロ。
今は2人に、世界に、平穏と救いが訪れることを願うのみ。



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