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とても良い

これももう14年前かあ…。当時は「真実を吐かせる助手がいる探偵とか、ズルだろ~!」って笑ってた記憶。
なんというか「すごい手本のような1話だな」という感嘆がある。登場人物を一通り出して、世界観を説明して、しかもそれが事件の展開と自然にリンクしてるから「説明」感がない。リアタイで一回見てるはずなのに「戦後」という設定が開示された時には衝撃があった。
戦中においては英雄だった加納も、戦争が終われば市井に好き放題言われる。喉元すぎればなんとやら、悲しいけどそれが「市井」なのよね。坂口安吾は「堕落」を説いた人らしいけど(ミリしら)、翻案である本作も「堕落」を肯定する内容になるのかな?



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